J-185 Sunburst / 1958

16インチボディワイドの”J-185”。”SJ-200”をダウンサイジングさせたデザインのモデルながら、そのサウンドは200のそれを上回るとの評判が高く、ファンの間ではギブソンフラットトップの傑作との呼び声の高い逸品。そんな”J-185”は1951年に発売開始後、1958年までの8年間しか製造されなかったこともあり、流通希少なレアアイテムとして知られるビンテージギブソンピース。本器は製造最終年となる1958年製の1本。シリアルレンジは1958年の”T”シリアルで、ボディラベルの”A”シリアルは1959年1月頃の出荷レンジです。スプルーストップ、フレイム杢が美しいメイプルサイド&バック、マホガニーネック、ハカランダ指板、クロスブリッジインレイ、ポインテッドラージピックガード、クラウンヘッドロゴ、ダブルパラレログラム指板インレイ、背の低いノンスキャロップドXブレイシング。ペグは1950年代のシルバーのクルーソンデラックス(6/5/4にはノーラインの1950年代中期頃製、1/2/3にはシングルラインの1950年代後期頃製)が搭載されています。驚くほどの厚みと音量で、50年代の”J-200”と比べるとふくよかで倍音に満ちたグレイトサウンドの本器。200のドライテイストとは異なり、しっかりと響いてくれる至極のサウンドが魅力的です。経年と使用に伴う使用感が見られ、ネック裏の塗装摩耗やサウンドホールのピッキングウェアなどしっかり弾かれてきた様子が伺える本器。ただ、大きくえぐるような打痕やウッドクラックは見られずグッドコンシションを保っています。またトップの変形もほとんど見られず、良好なネックコンディションも相まってとても弾きやすいアクションを保っています。過去にピックアップの取り付けがあったのか、ボディサイド部にジャック穴の埋め加工が見られます。1958年のシッピングトータルは、”J-45”で1,272本、”J-50”で920本、”J-200”はSBが80本、NTで51本の記録が残る中、”J-185”はSBが34本、NTが35本と圧倒的に少なく、当時フラットトップラインナップの中でも最小クラス。現存数も然ることながら、流通数が少ないのも仕方がなく、またファンの間では人気なこともあり、なかなか出回ってくれません。”J-200”はサイズ的にちょっと、、と懸念してしまう日本人体型にもマッチしやすい16”ワイドの”J-185”。コレクションはもちろん、そのオリジナルサウンドを是非ご体感ください。その他の詳細もお気軽にお問い合わせ下さい。オリジナルブラウンケース付属 Condition:EX+++ Top:Solid Spruce Side:Solid Maple Back:Solid Maple Neck:Mahogany Fingerboard:Jacaranda Bridge:Jacaranda Fingerboard Inlay: Double Parallelograms Machine Heads:Kluson Nickel Rosette:Black&White Binding:White Pick Guard:Tortoise Color Pick up:none Nut width:43mm Scale:628.65mm Case:Hard Case