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Silktone Fuzz+ は、2基のゲルマニウム・トランジスタを搭載し、一般的なゲルマニウム・ファズで起こりがちな不満点を解消しつつ、非常に幅広いサウンドが得られるようチューニングされています。
Silktoneが目指したのは、多くの人が愛してきた“スイートスポット”での極上トーンだけではありません。そのポイントを外した時に現れる、荒々しく個性的なサウンドまで魅力的に鳴らせることでした。独自のBIASコントロールによって、それらすべての音色へ簡単にアクセスできます。
例えば、王道のスイートスポットを狙うなら4.50、太く粘りのあるファズなら7.50以上、スパッと途切れるようなゲート感の強いファズなら1.00付近に設定します。
■“CLEANUP” ノブとは?
“CLEANUP”ノブは、ノブを上げるほどファズサウンドをクリーンアップしていく機能です。これは内蔵されたピックアップシミュレーターと連動して動作し、ギター側のボリュームノブを絞った時の挙動を再現しています。そのため、優れたゲルマニウムFuzz Faceでギターボリュームを少し下げた際に得られるような、きらびやかなクリーンブーストや軽いオーバードライブサウンドを作ることができます。
このペダルには“Pickup Simulator”も搭載されています。多くのファズは非常に低い入力インピーダンスを持っているため、高インピーダンスのギターを直接つなぐことで、中高域が自然に持ち上がり、高域がほどよくロールオフされる、音楽的で扱いやすいサウンドになります。しかし、通常の低インピーダンス・ファズの前にバッファや他の低出力インピーダンスのペダルを置くと、不快な発振や耳障りなノイズが発生し、音楽的なニュアンスが失われてしまいます。Buffered Tube Screamer やワウをファズの前に置いた経験がある人なら、この問題をよく知っているはずです。
Silktone Fuzz は、内蔵のPickup Simulatorによってこの問題を解決しており、エフェクトチェーンのどこに置いても、まるでギターを直接接続した時のように自然に動作します。開発者自身は、半止めしたワウの後ろに配置して独特のQフィルター感を得る使い方を気に入っているそうです。
■“BIAS” とは?
バイアスとは、トランジスタの動作電圧のことで、オーディオ信号をどのように歪ませ、クリップさせるかを決定します。
一般的なファズフェイス系回路で可変バイアスを実装する方法はいくつかあります。
1つは「両方のトランジスタを調整可能にする方法」。
ただし、トランジスタ同士が相互作用するため非常に不安定になりやすく、特に温度変化に弱いゲルマニウムでは、安定して良い音を作るのが難しくなります。
もう1つは(多くのメーカーが採用している)「2段目だけを調整する方法」。
こちらは扱いやすい反面、音色の幅は狭くなります。そしてやはりゲルマニウム特有の温度変化によって、1段目の補正が効かず、全体の動作が狂いやすくなります。
私たちはそのどちらとも違う方法を採用しました。
ファズフェイス回路の面白い点は、2つのトランジスタが直結されているため、一方を調整するともう一方にも自動的に影響が及ぶことです。これを活かし、内部で慎重にバイアス調整を行うことで、両方のトランジスタが理想的なポイントに収まるよう設計しています。
その結果、外部のバイアス・コントロールだけで、非常に広いレンジのサウンドへ簡単にアクセスでき、しかもどの設定でも「その音としてちゃんと良い」と感じられるサウンドになります。さらに、温度変化があっても簡単に再現可能です。
■視認性の良いLED バイアスメーター
ゲルマニウム・ファズは温度変化に非常に敏感なので、一般的なバイアスノブだけでは、大きな気温差があると設定自体が無意味になってしまいます。毎回耳で合わせ直さなければならず、これがかなり面倒です。
例えば、約21℃ の部屋で10時方向に設定して最高の音だったとしても、約32℃ の屋外や 約10℃の地下室に行けば、同じ10時位置でもまったく別物の音になります。ゲート感が出たり、挙動が崩れたりして、毎回“新しいスイートスポット”を探さなければいけません。
Silktone Fuzz のアクティブ・バイアスモニターは、その手間をなくします。気に入ったサウンドの数値を覚えておけば、温度変化でズレた場合もメーター表示を見ながらすぐ元に戻せます。
常に調整し続ける必要はありません。大きな温度変化がある時だけです。しかも、オン/オフインジケーターとしても機能し、見た目もかなりクールです。
-バイアス設定のおすすめスタートポイント-
多くのファズフェイスが目指すスイートスポットは 約4.50。
まずはここから始めるのがおすすめです。
さらに音を追い込みたいなら、以下も試してみてください:
Gated(ゲート感強め): 1.00(Rawモード推奨)
Sweet(王道スイートスポット): 4.50
Fat(太め): 6.50
Sticky(粘り系): 7.50
<Silktone Fuzz はアップデートされ、さらに大きなゲイン量と魅力的な新機能が追加されました。>
●Tone Controls(トーンコントロール)
このトーンコントロールは Cleanup 回路の一部として機能し、ファズ回路へ入る前の音色を整えます。
・Bass Shape:絞るとタイトで前に出るサウンドになり、上げると太く丸みのあるサウンドになります。
・Treble Shape:高域を穏やかにロールオフし、より滑らかで柔らかいファズトーンにします。
これらの変化は、特にクリーン寄りの設定でより分かりやすく現れます。
●Second Footswitch(第2フットスイッチ)
RAWモードをオンにし、Cleanup ノブとトーンコントロールをバイパスして、完全に生のファズサウンドへ戻します。
これにより、1台でまるで“デュアル・ファズ”のように、非常に幅広いサウンドバリエーションを得ることができます。
●Cleanup コントロールの改良
旧バージョンに比べて、Cleanup コントロールの効き方がかなり滑らかになりました。
さらに Fuzz コントロールも使いやすく改善され、ポストゲインの調整、音のキャラクター形成、RAWモード時の最大ファズ量の設定 などがより自然に行えるようになっています。
●出力音量の向上
オリジナル版よりも出力レベルが高くなり、フルファズとしても、クリーンアップしたゲルマニウム・ブーストとしても、どちらの場合でもアンプをより強くプッシュできるようになりました。
●電源回路のアップデート
Fuzz+ は一般的な 9V DC センターマイナス電源 に対応しました。
そのため、任意の9V電源が使用や、他のペダルとのデイジーチェーン接続可能となり、従来必要だったアイソレート電源は不要になっています。
・電源:9VDC(センターマイナス)、デイジーチェーン接続可能。
・消費電流:35mA
・コントロール:Vol,Fuzz,Cleanup,Treble Shape,Bass Shape,Bias
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