CEO-10 2023

クリス・マーティンIV世によってプロデュースされてきたCEO’s Choice。これまでのマーチンに無い発想、斬新なアイデアを取り入れた意欲的なモデルを生み出してきたシリーズです。1997年からスタートしたこのシリーズは度々話題にも上がり、ユニークさが光るギターを多く見ることが出来ます。本器は2021年よりCEOに就任している”トーマス・リプサム”氏によってデザイン、2023年NAMMモデルとして100本製作された”CEO-10”。2023年製USED品。FSC認証のヨーロピアンスプルーストップ、グァテマランローズウッドサイド&バック、ジェニュインマホガニーネック、ビンテージデラックスネックシェイプ、ハイパフォーマンスネックテーパー、エボニー指板&ブリッジ、ヨーロピアンフレイムメイプルバインディング、アバロンフォーデン指板ポジション、トーチヘッドインレイ＆アバロンロゴ、スタイル45ゴールデンエラバックストリップ、ウェバリーオープンバックゴールドペグ、ヨーロピアンスプルースを使用したスキャロップドXブレイシング。奇抜さはなく正に王道のスタイルをベースとしたマーチンらしいモデル。1933アンバーバーストカラーで仕上げられ濃淡の効いたオシャレなルックス、その縁にはアバロンが輝いておりこちらでも明暗のコントラストが効いています。更に外側のバインディングにはフレイムメイプル材によるナチュラルな印象。ピックガードにはツリーオブライフを彷彿とさせるフローラルインレイを刻印、グァテマランローズウッド材で製作がされており、それをトップ材に埋め込む形で装着。手触り上段差は無く、華やかさとナチュラルさを両立させたデザインが成されています。そしてその外観に違わず華やかさを伴った音色。ヨーロッパの材を使用している為にしなやかさと上品さを感じさせるトーンを生み出してくれます。音の輪郭に倍音が付いてくるような瑞々しさもあり、繊細なタッチ感でこそ恩恵を感じやすい材とも言えます。爪が弦と擦れる際に響くキュリンというサウンドはまさしくヨーロッパ系の材特有です。キメの細かい響きや解像度の高さ、それでいてやや乾いたニュアンスを持つところに聴きやすさや表現のしやすさも感じられます。流石のマーチンと言うべきでしょう。全体を通して製造時に付いたであろうバフの跡が見られる程度、極僅かに薄くクロスで拭いたような跡が見られますが非常に使用感は感じられずキレイな状態がキープされています。ネックの状態も非常に良いままに保たれており、弦高の調整幅も残した非常に良好な状態。フィンガースタイルでもストレスなく音を楽しめる、演奏性の高い個体です。本モデルからマーチンIV世ではなく、トーマス・リプサム氏によるCEOシリーズが始まりました。これ以前とは異なるテイストとなった2023NAMMモデルで限定100本と貴重な1本です。是非ご検討下さいませ。 オリジナルハードケースが付属します。 Condition:EX+++ Top:Solid FSC Certified European Spruce Side:Solid Guatemalan Rosewood Back:Solid Guatemalan Rosewood Neck:Genuine Mahogany Fingerboard:Ebony Bridge:Ebony Fingerboard Inlay:Foden Machine Heads:Waverly Openback Gold Rosette:Abalone with Multi-Stripe Binding:European Flamed Maple & Abalone Pick Guard:Guatemalan Rosewood with Floral Inrey Pick up:none Nut width:44.5mm Scale:632.5mm Case:Original Hard Case