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mikigakki djs+ スタッフの矢野です!

 

2020年最初の製品レビュー、今回フォーカスするのは今年2月末に満を持して発売となった“AKAI MPC ONE”です‼︎

 

 

MPCの原点回帰とも言わしめ、多くのフィンガードラマーやトラックメーカーたちに愛用されてきましたが、昨年に惜しまれつつも生産完了となってしまったMPC LIVE。今回新登場したMPC ONEは、そのMPC LIVE、そしてフラッグシップモデルのMPC Xの性能がしっかり継承されています。

 

そのMPC ONEの中身を見ていきましょう♪

 

 

・MPC ONEについて

 

そもそもMPCといえば、AKAI Professional社からリリースされている、サンプラーをはじめ、シーケンサーやパッドコントローラを統合させた音楽制作ツール。古くから主にヒップホップシーンで多用されてきており、サンプラーマシンの代名詞的存在とも言えるでしょう。ちなみに、この「MPC」とは「Music Production Center」の略称とされています。

 

数年前までは、PC用シーケンスソフトとしての「MPC」と併用して使うのが主流となっていましたが、2017年にスタンドアロンで動作するMPC LIVE、MPC Xが発売。そして2020年、好評であったPC不要のスタンドアロンMPCの性能を引き継ぎ、強力なマルチコアシステムなどの主要な機能をそのままに、よりスリムと化したのがこのMPC ONEなのです。

 

そんなMPC ONEの主な特徴はコチラになります。

 

 

主な特徴


  •  
  • ・PCを使わずにハード本体のみで動作するスタンドアローンMPC
  • ・MPC Live及びMPC Xで採用されたパワフルなマルチコア・システム
  • ・16ベロシティ・センシティブRGBパッド
  • ・7インチ高解像度マルチタッチ・ディスプレイ
  • ・2GB RAM、4GBオンボードストレージ(ファクトリー・コンテンツ2GB ユーザーエリア2GB)
  • ・MPCソフトウェア (付属)のコントローラーとしても機能 (Mac/PC)
  • ・ステレオ・ライン入力
  • ・MIDI In/Out端子
  • ・CV/Gate出力 x8:1/8インチ (3.5mm) TRSケーブル (モノTSケーブル対応)
  • ・USBメモリー及びMIDIコントローラー接続用USB-A 3.0端子 x2

 

 

・外観寸法

 

まず第一印象ですが、やはり「小さくなった!」ってトコロでしょうか。長方形型だったMPC LIVEに対して幅・奥行き共に272mmとなったことで、設置するのにも場所を取らなくなり、持ち出しもより手軽に行いやすくなりました。

 

 

前機種のMPC LIVEと比べてもこんなにスリムになっております。重さもしっかり減量されているのもうれしいポイント。

 

ちょっと驚いたのが、ボディは小さくなったのにも関わらず、タッチインターフェイス搭載スクリーンのサイズはそれほど変わってなく、寧ろほんの少しですが大きくなっているんですよね。

 

またボタンにも変更があり、RGBバックライト搭載ファンクションボタンだったMPC LIVEから、 バックライト付きのスイッチへと変更されています。MPC Xでも採用されていた、押せば「カチッ」と鳴るタイプのものですね!

 

 

 

気になるパッドサイズはご覧の通り。MPC LIVEでは1パッド30mmだったのに対し、MPC ONEでは25mmのパッドサイズを採用。これが、フィンガードラム時に大きく影響を与えるんじゃないかって思っていたんですが、実際に僕が触ってみると意外にもそこまで違和感はなく、従来通り爽快に叩くことが出来ました!※個人差があります。

 

 

 

・従来のMPCをしっかり踏襲!

 

MPC ONEには多くの機能と豊富な制作用ツールが小さなサイズの中に凝縮されており、プログラミング、エディット、ミックス向けエフェクト、そしてインストゥルメントが一切の妥協なく使用できます。冒頭でも書いた通り、MPC LIVE/MPC Xの機能やワークフローをしっかりと踏襲しているので、これ一台だけで非常に充実した音楽制作が可能です。

 

さらにMPC Xと同じマルチコア・プロセッサを搭載しているので、複雑なタスクの処理も可能です。

 

実際に画面を触ってサンプルの編集やトリミングなども行える鮮明な7インチ・タッチスクリーン・ディスプレイ、16個のベロシティセンシティブのRGBパッド、2GBのユーザーストレージも備え、2GBのサウンド・ライブラリーも収録。アサイナブル・ノブとファンクション・キーと使えば、面倒な操作なくスムーズにアイデアを具現化出来ちゃいます。

 

 

・他機種との親和性が充実!

MPC ONEでは柔軟なコネクティビティにより、既存のシステムと容易に統合することができ、設備が拡大した際にも対応。USBコントローラの接続や、1/4インチライン出力を搭載した楽器との接続、そしてMIDI機器やCV/Gateモジュール・ラックのコントロール機能など、様々な機材との接続が可能となりました。

 

 

・MPCソフトウェア2との併用で、制作の環境がより拡大に!

 

 

「PC不要!」と謳っているMPC ONEですが、もちろんPCへの接続による使用も可能です。MPC ONEには単体で動作するスタンドアローン・モードの他に、MPCソフトウェア2で操作するためのコントローラ・モードを搭載

 

MPCソフトウェア2は、128トラックシーケンス機能、リアルタイムでのタイムストレッチ、クリップローンチ機能、高度なMIDI編集、コントローラー・モードにおけるVST互換性、Mac/PCでのスタンドアローン使用、高度なサンプリングとオーディオ編集/録音機能を組み合わせた最先端の制作環境、DAWとのシームレスな統合、再設計されたGUIといった特徴を備えているトラックシーケンスツールソフト。

 

PCベースの制作という制限からの自由をもたらすスタンドアローン・モードとDAW中心のクリエイティブな探求を実現するコントローラー・モード、MPC ONEとMPC 2ソフトウェアにより柔軟な音楽制作が可能になります。

 

DB-33、MiniGrand、Xpand!2など、ProToolsなどでもおなじみの有名プラグインが予め入っているのもポイントですね♪

 

 

Spliceとの統合

様々なジャンルをカバーし、大量の高品質かつロイヤリティフリーのサンプル、サウンド、プリセット、ループを利用することができるSpliceとMPC ONEを統合して使うことが出来ます。サンプルの検索と試聴をMPC ONE上でシンプルに行なうことができ、気に入ったサンプルなどがあれば、MPC ONEのタッチ・ユーザーインターフェースで直接Spliceのライブラリにネットワーク経由でアクセスが可能です。

 

 

4GBのストレージで簡単接続!

 

外部メモリーへのアクセス機能と内部ストレージにより、サンプルのインポートをより簡単に行うことができます。内部に4GBのストレージを搭載(ファクトリー・コンテンツ:2GB/ユーザーエリア:2GB)し、SDカードやUSBメモリを使ってご自身のライブラリにアクセスすることも可能。サウンドの追加も簡単に出来ちゃいます。

 

 

その他にも充実のコンテンツが満載!

 

 

その他にも、MPC ONEには高評価のシンセやミキシングツールから、需要の高いサンプルやループまで、音楽制作に必要なものが満載!MPCの定番サウンドに加え、RawCutz、Sample Tools by CR2、F9、Decap MSX Sound Design、MVP Loopsなどのサウンドデザイナー制作のドラムサウンド&ループライブラリーを付属。またインストゥルメント・プラグインElectric、Tubesynth、Bassline、ミキシング/マスタリング用のAIR FXも装備しており、即座にプロフェッショナルなクオリティーの音楽を制作することができます。

 

 

まとめ

 

2017年にリリースされたスタンドアロンMPC、「MPC LIVE」のイズムを引き継いだ今回のMPC ONE。実際に触ってみると、本当に「MPC LIVEが正方形になって、さらにコンパクトになった!」の一言で、操作性や使いやすさはMPC LIVEのそれと変わりはございませんでした!寸法と重量も見直され、スタジオやステージなどへの持ち運びも非常に容易になったのもうれしいポイントでしたね♪

こんなコンパクトサイズなのに、中身はMPC LIVEと一切の妥協もないくらいに同等のスペックとは驚きです。笑

 

そんなMPC ONEの価格は、税込89,800円!!MPC LIVEよりも更にお求めやすい価格になりました。

 

MPC ONEはただいま、mikigakki djs+店頭にて試奏可能で展示中!!

新生スタンドアロンMPCをぜひ一度、試し叩きに来てみてください♪

 

 

 

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