Water Road Guitars Deep Arte Cutaway Hokusai Inspired "Mozu Ruri Hebi-ichigo Yukinoshita" -MIKI 200th Anniversary-
江戸時代後期の北斎"鵙 翠雀 蛇苺 虎耳草"からインスパイアされた至高の一品。
群馬の名工 増田昭夫とその妻 明代のお二人によって手掛けられるWater Road Guitars。一流の木材の目利きと類まれなるセンスで多掛けられる昭夫氏のギターに彩を与える明代氏のインレイ。それぞれ一流の主張がありながらも夫婦ならではの調和はまさに奇跡のタッグでしょう。始まりは昭夫氏が本業の傍ら始めたギター製作、一流のプロから目が留まったのは間もなくの事でした。モノづくりにずば抜けた才能があったことは言うまでもなく、国内ギターインストの巨匠 岸部 眞明氏がその出会いからぶれることなく数十年メイン機として使用、ジャンルを飛び越えギタープレイヤーのレジェンド 渡辺 香津美氏も愛用した裏付けはまさしく本物でしょう。国内ルシアー達の輪の中心となるその存在も含め、まさに"巨匠"という名にふさわしいでしょう。弊社200周年を飾るにはマストとなる存在でアコースティックギターを扱う3店それぞれにコンセプトの異なるモデルを製作頂きました。
本器は梅田店を飾ることに選ばれたDeep Arte Cutaway "鵙 翠雀 蛇苺 虎耳草(モズ ルリ ヘビイチゴ ユキノシタ)" MIKI 200th Anniversary。文明開化に差し掛かる前、文政8年/江戸時代後期1825年。まさにその時代を駆け抜けた葛飾北斎からインスパイアされたアイディアを明代氏が発案。実在の絵からインスパイアをうけたインレイ装飾が手がけられています。
そしてそのギターのマテリアルも豪華絢爛。外せない王道中の王道"Deep Arte Cutaway"をベーシックにウッドマテリアルはハカランダを軸に展開。びっちりと密度の高い杢の中にベアークロウが走る最上級のジャーマンスプルーストップ、ダーク揺らめきのあるまずお目にかかれないレベルの貴重なハカランダサイドバック、ハカランダ指板、ハカランダブリッジ、ハカランダロゼッタ、ハカランダヘッドプレート、ハカランダバインディング、ハカランダブリッジピン、そして特筆すべきはなんとハカランダネック。贅沢すぎるそのスペックはただハカランダを使って満足というものではありません。ネック材にローズ系の材を使うのが今トレンドで軸ぶれしない圧倒的なバランスで奇跡的なサスティーンが得られます。そのすべてが計算されつくされたバランスです。ジャーマンの白、ハカランダの漆黒に浮かび上がるように配置されたパウアアバロンのパーフリングが一層際立ち、視認性の高いArtificial Opalが指板サイドとブリッジピンにとてもきれいに浮かび上がります。エンドグラフにはスタビライズドウッドが配されています。音色は深い海のような重厚さを持ち、形が崩れずにまっすぐに伸びていく音色。人工的ではなく、長い年月を経てきたかすれた感覚も持った魅力的な要素も含み、木材自身が持つポテンシャルが最大限に引き出されたサウンドです。
音色、マテリアル、装飾。どこを切っても惚れ惚れする一本です。ブルーカラーのWater Roadオリジナルのプレートを配したハードケースが付属します。熱い思いが注がれたこの一本をぜひお手元にお選びください。

























