American Vintage '62 Jazzmaster Fiesta Red / 1999

1982年にスタートしたFenderビンテージリイシュー、"Vintage"シリーズ。当時のビンテージ流行を受けて誕生したリイシューモデルの金字塔で、"'57 Stratocaster"、"'62 Stratocaster"、"'52 Telecaster"のラインナップでスタートされました。1998年に"American Vintage"シリーズとして再編され、その後も"American Original"シリーズ、"American Vintage 2"シリーズと現在に至るまでその血脈は続き、数多くのプレイヤーの手に渡り普及しました。本器はこの年に満を持して"American Vintage"のラインナップに追加された"'62 Jazzmaster"1999年製USED品。初期のみの展開であまり見かけないFiesta Redカラー。長らくUSA製リイシューモデルが作られず選択肢の少なかった"Jazzmaster"。同年には"Jaguar"も一緒に登場しており、90年代以降勃興したたグランジ、オルタナティブ、シューゲイザーといったジャンルの中で新たな評価がされたオフセットモデルが、この年にリイシューされた意義を大きく感じさせます。アルダーボディ、スラブボードのローズウッド指板、すんなりと手に馴染むCシェイプ、7.25”R指板、ビンテージフレット、スパゲティロゴヘッドデカール、フロントピックアップのプリセットコントロールを備えたサーキットもビンテージスペックを忠実に再現。通常コントロール側は1MΩのボリューム＆トーンポットに0.033uFのセラミックコンデンサ、プリセット側は1MΩのボリュームに50KΩのトーンポット、0.02uFのセラミックを採用。"Jazzmaster"らしく豪快なアタック感が楽しめる本器、ゴリンと粒立ちの荒い低音と硬質な高音域はこのモデル特有のキャラクター、コントロール次第ではフロントピックアップでのメロウなサウンドから歯切れ効いた子気味良いクランチサウンドまで素早い切り替えができる面白さもまた魅力です。こちら所々の細かな擦り傷や小さな打痕程度はあるものの、大きく外観を損なうような塗装チップなど顕著なダメージは無く綺麗な印象を残した良好コンディション。クロームパーツも艶を残し、プラスチックパーツにも目立って焼けなどはありません。ネックコンディションもとても良好でトラスロッドの余裕もあり、フレットも90％程を残し、低いアクションにセットアップしていますがハイフレットまで音詰まりなく演奏面も良好です。オリジナルのブラウントーレックスのハードケース、トレモロアームが付属。 Condition:EX++ Body:Alder Neck:Maple Fingerboard:Rosewood/7.25R Bridge:'62 Vintage Jazzmaster/Chrome　　　　　 Machine Heads:Vintage Style Tuning Machines/Nickel Fingerboard Inlay:Dots Pickups:'62 Vintage Jazzmaster Nut width:41.9mm Scale:647.7 mm Control:1volume,1tone,3way PU Selector,Preset Control Weight:3.72kg Case/ACC:Original Brown Tolex Hard Case,Tremolo Arm