1964 Firebird III Cardinal Red / 1999

1963年登場の"Firebird"は当時ほとんど見られなかったスルーネック構造や、流線的なオフセットスタイルのボディシェイプ、中央部と両ウィング部とのボディトップギャップなど、秀逸なデザイン性が魅力。フェンダーのラインナップに対抗し、"SG"に続きソリッドモデルの幅を広げ、スペックグレードを設けた展開やその後のモデルチェンジなど異色の経緯を辿りながらも、ギブソンを代表するモデルとして現在まで愛され続けています。本器はGibson Custom Shop 1999年製"1964 Firebird III"鮮やかなCardinal Redカラー。オリジナルに準じたラミネートスルーネック構造にミニハムバッカー搭載。ドットポジション、ショートバイブローラトレモロ。1999年はフラッグシップモデルである"1959 Les Paul Standard"も大幅なブラッシュアップがなされ、Custom Shop製品全体が大きく盛り上がった頃。90年代らしい堅実な造りとリイシューとしての確かなクオリティを獲得した魅力的な年代です。うっすらと木目に引けた自然な質感のラッカー塗装、経年していく様も往年のヴィンテージのように楽しんでいただけそうな説得力のある雰囲気。"Firebird"らしく低音と高音のデフォルメの効いた迫力あるアウトプットバランス。ミニハムバッカーによる煌びやかで歯切れのある挙動も相まって、唯一無二のキャラクターを演出してくれます。こちらニッケルメッキの雰囲気ある曇り、塗装のリアルなウェザーチェックはございますが、顕著に気になるダメージはございません。ヘッドエッジ周りや、ボディエンド等数か所塗装チップがある他、ボディバックの軽い打痕など経年相応の様子は見られますが、いずれも全体の雰囲気とともにオールドらしい説得力を感じさせてくれます。バンジョーペグを始めとしたハードウェア類、PU等の電装パーツも全てオリジナルをキープしており、ロッドの調整を含め良好なネックコンディション。フレットの減りもさほど感じられず、ローアクションで弾きやすいセッティングができております。抜群の存在感を魅せてくれるクールな1本、ぜひご検討ください。オリジナルハードケースが付属。 Condition:EX++ Body:Mahogany Neck:Mahogany Fingerboard:Rosewood Bridge:"Combination Bridge" Machine Heads:Original "Banjo" Style Fingerboard Inlay:Dots Pick up:Mini Humbucker Nut width:42.9mm Scale:628.65mm Control:2Vol, 2Tone, 3Way Weight:3.89kg Case/ACC:Original Hard Case