ES-125T / 1964

戦前の1938年～1943に発売がされていた"ES-100"にルーツを持ち42年にモデル名が変更される"ES-125"。対戦の影響により一度は生産を停止しますが、戦後46年より生産が再開され、その後Gibsonホロウの普及モデルとして広く販売、ESの中でも製造数が多くシンボディ、カッタウェイモデル、ダブルピックアップと多彩なバリエーションを持ちます。本器は明るいカラーリングが特徴の64年製シンライン、フローレンタインカッタウェイ、1ピックアップの"ES-125T"。ハカランダ指板、マホガニーネック、メイプルラミネイトボディ、P-90、ブランコテールピース。60'sらしい薄手のネックシェイプは演奏性に優れ、歯切れの良いアタック感、軽快なレスポンスながら約42.9㎜のレギュラーナットワイドでしっかりとした弾き応えがグッド。ドライでガランと鳴りきるボディのトーンも加わり、アンプラグドでも十分な音量感。アンプからの出力ではP-90による太いサウンドが魅力。本体の乾いたサウンドキャラクターに甘くコシの効いた出力が相まってシンラインながら間違いない60's ギブソントーン、ESモデルの醍醐味を十二分にお楽しみいただけます。シンプルな1ピックアップ故にボリューム、トーンの手元でサウンドコントロールを楽しむのもまた一興です。こちらネック折れの修繕歴がございますが、しっかりと修理がされており、実用上の問題はございません。この年代らしい赤みの強いサンバーストは雰囲気よく退色をして、明るい黄色に仕上がっております。年式相応のチェッキング、小傷などはあるものの演奏性に支障をきたしたり、顕著に目立ったダメージはなく、リフレットリナットもされており即戦力の演奏性。ローアクションで弾きやすいセットアップができております。べっ甲柄ピックガードは交換済み、電装系、ゴールドリフレクターノブはオリジナルをキープ。ふと手に取ってしまうとついつい弾き続けてしまう、カジュアルながら王道のサウンドを持った1本。ぜひご検討ください。汎用ハードケースが付属。 Condition:EX+ Top:Laminated Maple Back:Laminated Maple Neck:Mahogany Fingerboard:Jacaranda Bridge:Jacaranda Machine Heads:Kluson Fingerboard Inlay:Dots Pick up:P-90 Nut width:42.9mm Scale:42.9mm Control:1Vol,1Tone Weight: Case/ACC:Hard Case