TS9 Tube Screamer JRC2043DD #179787

1979年に発売されたIBANEZのチューブスクリーマー。今となってはギター人生を歩む上で知らない方はいないと言えるほどの王道ドライブペダルの1つ。Black Label時期のTS9が入荷いたしました。 こちらの個体はシリアルNo.179787、シリアルナンバーより1981年製のものと考えられます。オペアンプにJRC2043DD、MP-DO1201B (MAXON KU) 基板搭載。筐体には多少のキズや塗装チップ、ネームプレートの凹み等がみられるものの、40年以上の時間を歩んできたにも関わらずキレイな状態でキープされている個体です。 TS9はTS808の後継機種として誕生。TS9回路の主な変更点は出力セクションにあり、これによりチューブスクリーマーはTS808のマイルドで甘いトーンのサウンドから、さらに明るくエッジの効いたサウンドに。掛けっぱなしのクランチ、味付け的なブースト、バッキング時のドライブといったメインで使用するオーバードライブとして、無数の著名なロック・ブルース奏者がこぞってTS9を採用。オリジナルは1985年に生産を完了しますが、その後も幾度とリイシューモデルが発売されたり、周年ごとの限定モデルや他機能が搭載されたモデルが発売されるなど、現代も愛されているモデルです。 808のキャラメルスイッチと呼ばれる小さな四角いスイッチからボディの約3分の1を占める大きなスイッチに変更され見た目的にも大きな変更が行われています。 チューブスクリーマーはもともとMaxonブランドで製作されていたOD808のOEMブランドとして生産されたのが始まりでした。その名残は基盤右上の刻印からも見受けられます。チューブスクリーマーは数多くのアーティストに深く愛用されたことで、後世に語り継がれる超人気ペダルになりました。その魅力は、チューブスクリーマーでしか表現できないマイルドでスムースな極上トーン、アンプとの相性が素晴らしく、ブースターとして、オーバードライブとして、あらゆる奏法で愛されていることと、皆が聴き込んだ憧れのサウンドにチューブスクリーマーが多様されていたこと。 その凄さは"TS系"と呼ばれるほどに、1つのエフェクタージャンルが出来上がったことからも見て取れます。そして、現行モデルでは味わえない甘く、されど力強く、味わい深いサウンドは、弾いてしまったが最後、他では味わえない素晴らしさ故に、ビンテージモデルを求める方は時代を超えても途絶えることはありません。 こちらはビンテージエフェクターでございます。1点限りの商品ですので予めご了承下さいませ。 ※商品到着より一週間以内の初期不良以外の動作不良、故障は有償修理となりますので予めご了承の程お願い致します。