YSL-891Z

トロンボーンＺシリーズ初のカスタムグレードとなるＹＳＬ－８９１Ｚは、世界のトップで活躍するワイクリフ・ゴードン氏とアンディ・マーティン氏、２人の愛器でもあり、彼らのアドバイスのもとに開発された待望の新モデルです。

主な仕様としては、ベルにイエローブラス製一枚取りベルを採用し母材を直接溶接する「共付け」で製作。従来品よりベルの全長を長めに取り、主管抜差から続くテーパーを再考。細やかなこだわりが吹奏感や音色における最適なバランスを生み出しました。
又、着脱式マウスパイプを採用し２種類の個性の異なるマウスパイプが付属しております。各マウスパイプは、ニューヨークとロサンゼルスを中心に活躍する２人の開発アドバイザーのプレイスタイルに合わせおり、奏者の好みに応じて差し替えが可能です。
バランサーも新デザインを採用し、「Ｚ」の文字をモチーフとしたかつてない斬新なデザインで、奏者の好みに応じて着脱が可能となっております。
スライドは外管にイエローブラス、スライド先端部に洋白を採用、レスポンスの良さと快適な吹奏感を実現。

■ＮＹタイプマウスパイプ
テーパーの広がりが大きく全長は長め。フォルティシモでもしっかりと息が入り、パワフルな演奏を支えます。柔らかく深みのある音色が特徴で、コンサートホールや野外など広いスペースでも、響きが衰えることなく拡がります。

■ＬＡタイプマウスパイプ
テーパーはＮＹより緩やかで全長は短め。音の立ち上がり（反応）がよく、音色をコントロールしやすいのが特徴です。シャープで明るい音色を備え、スタジオ、ライブハウスなどでの演奏で、芯のある音を作り出してくれます。

Bb/ボアサイズ：12.9mm/ベル：イエローブラス一枚取り　直径204mm(8")/スライド外管：イエローブラス 先端：洋白/スライド内管：洋白/仕上げ：ゴールドラッカー

■ＮＹタイプマウスパイプ開発協力プレーヤー　Wycliffe Gordon(ワイクリフ・ゴードン)
国際的ジャズトロンボーン奏者。ウィントン・マルサリスのグループやリンカーン・センター・ジャズ・オーケストラなどで活躍。演奏家としてのみならず作・編曲者、教育者としても高い名声を獲得しており、かつてジュリアード音楽院で教鞭を執っていた他、リンカーン・センター等で後進への指導を行っている。

■ＬＡタイプマウスパイプ開発協力プレーヤー　AndyMartin(アンディ・マーティン)
ロサンゼルスに本拠地を置くスタジオミュージシャン。映画やドラマで彼の音色を聞かない日は無いと言われる人気プレーヤーで、最近ではＹＴＲ－８３３５ＬＡ開発協力のプレーヤーのウェイン・バージェロン(Wayne Bergeron)氏も所属する＂Gordon Goodwin's Big Phat Band＂のメンバーとして日本でも人気が高い。