TGL1 2005

「ものづくり　音づくり　人づくり」をコンセプトに50年以上ものあいだ、日本そして世界のミュージック・シーンやアーティストをギターづくりという形で支え続けてきた国産ブランド、”タカミネ”。長年培ってきたギターづくりのノウハウを現在も継承し、岐阜県中津川市に構えるファクトリーでは今もなお様々なギターを世に生み出し続けています。本器は現在では製作が行われていない生のクラシックギター”TGL1”。2005年製USED品。シダートップ、ローズウッドサイド&バック、マホガニーネック、ローズウッド指板&ブリッジ、オリジナルゴトーペグ。タカミネが現在の社名に変更したのは1962年の事。それ以前は大曽根楽器という社名で楽器製造を行っていました。当時は歌謡曲、特に古賀メロディが流行っていたこともあり、大曽根楽器でもクラシックギターの製造を多く行っていたそうです。その後大音量化の中でエレクトリック要素に活路を見出し、今日まで続く確かな評価を得るブランドとなりました。この歴史を押さえた上で見ると原点回帰とも言える、タカミネ製のクラシックギター。国産らしくカッチリとした、丁寧な造りの印象を受けるガットギター。サウンドホールロゼッタにはバラをモチーフとしたデザインをあしらわれており、優雅な印象を受けます。それでもわざとらしい、主張の強いモノではなく木目の見えるブラウンの落ち着いた風合い。さりげないオシャレと言えるデザインとなっています。杉（シダー）をトップに使用していることで柔らかさやしっとりとした印象を受ける音色。しなやかに、しゃなりとした響きが心地よく、軽いタッチ感への反応性も良しです。側板＆裏板にはギターで定番のローズウッドを使用。音域の広さを感じるトーン、そしてやや高級感を感じさせる華やかさも魅力です。扱う人を選ばずに使えるガット、クラシックギター。ボディトップ面下部に当てキズこそ見られますが、全体を通しても薄い擦れキズが見られる程で使用感をさほど感じさせない中古品。１弦側ボディサイドに僅かな塗装白濁が見られますが、使用上が問題の無い状態です。ネック周りの演奏性も良好な状態を保たれ、サドルでの弦高調整幅も残されています。国産ブランドが造るクラシックギター。丁寧な造りとカッチリとした質感には安心感を覚えるでしょう。国内に工場があるので修理などの相談をしやすいのも魅力の一つです。是非手元に如何でしょうか。 汎用ギグケースが付属します。 Condition:EX++ Top:Solid Cedar Side:Rosewood Back:Rosewood Neck:Mahogany Fingerboard:Ebony Bridge:Rosewood Machine Head:Gotoh/Gold Fingerboard Inlay:none Rosette:Wood Binding:Brown Pick Guard:none Pick up:none Nut width:51mm Scale:644mm Case:GIG Case