L-1 Custom 2001

1926年に発表され、ギブソンフラットトップの中でも最も歴史のある機種のひとつ"L-1"。アーチトップからフラットトップへと変わり、20年代から30年代にかけて製造が行われていました。製造されていた時代からもブルースマンに愛用されており、ブルース音楽に大きな功績を残した、ロバート・ジョンソンが使用していたことでも有名なモデルです。本器はカスタムショップ製の復刻モデル"L-1 CUSTOM"。2001年製USED品です。スプルーストップ、マホガニーサイド&バック、ローズウッド指板&レクタングルブリッジ、ドット指板ロゴ、3連クルーソンデラックスペグ、12Fネックジョイント、The Gibsonヘッドロゴ、スキャロップドXブレイシング。L-1は発売から数度仕様変更を経ており、このモデルは1929-1931頃の仕様を基に製作がされていると推察されます。ペグの黒ボタン、"The gibson"ロゴ、レクタングルブリッジ、ロングサドル、口輪など当時のデザインや風合いを上手く再現されています。丸みを帯びた特徴的なフォルム、そして独特のサウンド。レンジ感は広くありませんが、カラッとした響きで泥くさいプレイやフレーズにも相性の良さそうなトーン。暖かみを感じる中低域やブライトな高域、いい意味でややローファイな古めかしいサウンドを持っており味わい深い音色を響かせます。小粋に軽快に。低音弦をプルさせてパシッと弾けるような音色をつい出してしまいそうになる１本です。後付けにてFishman製アンダーサドルタイプのパッシブピックアップを搭載。電池を必要とせず、繋ぐだけですぐ使えるピックアップ。出力こそ低めですが好みのプリアンプをチョイスして使える魅力もあります。輪郭を捉え、立ち上がりの早いサウンド。芯を捉えたドライなサウンドを出力してくれるピックアップです。ボディトップ面６弦側下部にクラック修正の跡が見られますが、接着とオーバーラッカーが施されており使用上問題の無い状態。ぱっと見では分かりにくい状態となっています。過去ネジ留めのエンドジャックを装着されていたのか、エンド箇所にはネジ穴の跡が見られますが、埋木されており使用する上で問題はありません。サウンドホール１弦側横にピックガードを過去貼っていたような跡が光をかざすと薄っすらと見られますが、ぱっと見では分かりづらい程度。それらの点を除くと全体に弾きキズや当てキズこそ見られるモノの比較的キレイな状態をキープされています。ネック周りの演奏性はしっかりと整えられており、演奏性良好なUSED品です。現在のギブソンラインナップにL-1はなく、中古での流通を待つのみ。市場にもあまり出回らないため、お探しだった方はお早めに。 オリジナルハードケースが付属します。 Condition:EX+ Top:Solid Spruce Side:Solid Mahogany Back:Solid Mahogany Neck:Mahogany Fingerboard:Rosewood Bridge:Rosewood Machine Head:Kluson/Nickel Fingerboard Inlay:Dots Rosette:White Binding:White Pick Guard:none Pick up:Fishman AG-125 Nut width:43.8m Scale:628.25mm Case:Original Hard Case