SK-70 2024

高知生まれ、高知在住のベテランルシアー”川田一高”氏。故 田村満氏に師事し1974年に独立、それから40年以上製作し続けており累計1500本以上ものギターを手掛けてきました。トーレスやブーシェ等の名工達の楽器にも深い造詣をもっており日本トップクラスの名工と言っても過言はありません。本器は氏のオリジナルシェイプSKシリーズの”SK-70”。2024年製USED品です。スプルーストップ、ローズウッドサイド&バック、マホガニーネック、エボニー指板、ローズウッドブリッジ、ナット幅51mm、弦長632mm、レイズドフィンガーボード仕様、ファンブレイシング、セラック仕上げ。SKシリーズは鳴らしやすさ、弾きやすさ、遠達性をバランスよく実現できるモデルとして設計・製作されている作品たち。通常のクラシックギターよりも僅か小型で、弦長も630mm程。その分押さえ易さや抱え易さを実感しやすく、弾く人の体格を選ぶことはありません。レイズドフィンガーボードも諸説ありますが、基本的には演奏性の向上を目指した仕様。12F以降で指板と弦が近づくことによる演奏性の向上とテンションを稼げる構造です。してそのサウンドは小型なものを感じさせず、十分なボリューム感、そして遠達性を持っています。箱で響くふくよかさ、音色も太さは元より、ハッキリとしたクリアな響き。音色に暗さはなく、明るく飛んでいく印象です。ヘッド表とヘッド裏3弦付近にチューナーを付けていたであろう箇所とバック面の６弦側くびれ付近にやや広い範囲、バック面１弦側ショルダー箇所、ボディサイドのエンド箇所にケースと塗装が反応した箇所が見られますが、セラック塗装が故に致し方無いところでしょう。トップ面１弦側下部に当てキズ、ボディバック面には薄い擦れキズ等の使用感こそ見られますが、致し方ない箇所を除けば比較的キレイなコンディションをキープされています。ネック周りのプレイコンディションも良好に保たれた、実戦仕様の1本です。名工達の構造に通じ、長年研鑽を積んできたベテラン製作家の作品。このクオリティの高さを是非ご体感下さいませ。 セミライトケースが付属します。 Condition:EX++ Top:Solid Spruce Side:Solid Rosewood Back:Solid Rosewood Neck:Mahogany Fingerboard:Ebony Bridge:Rosewood Machine Head:Original Fingerboard Inlay:none Rosette:Original Mosaic Binding:Wood Pick Guard:none Pick up:none Nut width:51mm Scale:631mm Case:Semi Light Case