OM1A JL Julian Lage Signature 2018

オースチン・テキサスより、真摯な造りでプレイヤーを魅了するコリングス。造りの丈夫さや正確さは類まれなるクオリティで、トラッドなアプローチながらに絶大の安心感をもたらしてくれるブランド。本器は天才ジャズギタリスト ジュリアン・ラージ氏のシグネチャにオプションを加え、本人と同仕様とされた"OM1A JL Julian Lage Signature"。2018年製USED品。アディロンダックスプルーストップ、ホンデュラスマホガニーサイド＆バック、ホンデュラスマホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、MOP指板ドットインレイ、トートイスシェルバインディング、トートイスシェルピックガード、ワイバリーニッケル・レリックペグ、コリングス初期型インレイヘッドロゴ、カスタムTシリーズスキャロップドXブレイシング(ノンタング)、サテンフィニッシュ。ネックヒールサイドにはストラップピンが装着されています。ビルコリングスが天才的若手ジャズミュージシャン「ジュリアン・ラージ」に初めて出会ったのは2014年のこと。2人はそれぞれの思う「クラフト」について深い会話をいくつも交わしたといいます。実力派ジュリアンラージの深い洞察力は何よりも説得力があり、コリングスに大きな影響を与えたキーパーソンと言えます。ビルコリングスが2017年7月にこの世を去るまで続いたこのレアなコラボレーションは、古き良きソウルを持った新たなギターを生み出しました。OM1Tを基本とするも、ジュリアン氏の拘りや想いを反映。彼の愛用するMartin000-18'39を基にし、彼が慣れ親しんだオールドネックの感触を入念に研究、そして弾き込まれたアシンメトリーの感覚を精密に再現しています。42.9mmナット幅とOMスケール、とても軽いボディウェイトもその特徴のひとつで、フィニッシュも経年したオールドの様な質感。太くマットな響き、オープンでレンジが広く、またコリングスならではの正確でしっかりとしたレスポンスが共存しています。素早くも角の取れたシルキーな立ち上がりは音を繋げ易く、しっかりとした分離感は残しつつも程よく纏まるところもバランス感の取れたサウンド。サウンドと実用性を両立すべく高い次元で設計、製作をされていることが音色だけでも窺えます。後付けにて2nd Factor製パッシブのコンタクトピックアップを搭載。ボディの空気感を含んだトーン、乾いた響きを出力出来ます。パッシブ故に出力は低めですが、好みのプリアンプで音量を稼ぎつつ音色を調整することが出来る自由度があります。アコースティックなサウンドを重視するのであれば、融通の利くピックアップです。ピックガード表面上に弾き込んでこられたであろう弾きキズ、ブリッジ１弦側横にも薄い弾き跡とテカリが見られます。その内１ヶ所はやや深めの弾きキズ、5-3弦の真下にはピックか爪が当たったであろう当てキズ、ピックガードの内側にも同様の当てキズ、１弦側サウンドホール縁にはテカリが見られ、ボディバック面６弦側くびれには細かな擦れキズと若干のテカリと多少の使用感こそ見られますが、演奏に伴った付いたであろうキズばかり。しっかりと使ってこられたことが窺えます。それらを踏まえてもぱっと見では大きな使用感は感じづらく、比較的キレイなコンディションをキープ。ネック周りの演奏性は流石のコリングス、状態も非常に良くフレット減りもさほど見られず、そしてサドルの残りもキープされています。発売より大人気を誇るビルの情熱を示してきた本器。ビル氏が遺した熱い想いが伝わる様な素晴らしい1本です。このクオリティの高さ、是非お手元でご体感ください。 この時期までのトラディショナルシリーズに付属していた希少なオリジナルの軽量デラックスハードシェルケースが付属。 Condition:EX++ Top:Solid Sitka Spruce Back:Solid Honduran Mahogany Side:Solid Honduran Mahogany Neck: Honduran Mahogany Fingerboard:Ebony Bridge:Ebony Fingerboard Inlay:Dot Rosette:Maple/Rosewood Purfling Binding:Tortoise with Maple/Rosewood Top Purfling Machine Heads:Waverly/Relic Nickel Oval Knobs Pick Guard:Tortoise Color Pick up:none Nut width:42.9mm Scale:647.7mm Case:Original Deluxe Hard Shell Case