D-18GE 2005

1934年製"D-18"をマーチン社自らが再現したGolden Eraシリーズ"D-18GE"は、マーチン黄金期に作られたモデルの仕様を復刻したことからシリーズ名を付けられた、安定した高い人気度を持つ風格のあるレプリカモデル。材料だけでなく、作り込みや内部構造のすべてにこだわった完成度の高いモデルとして評価も高く、傑作との声が多いマホガニードレッドモデルの逸品です。本器は2005年製USED品。アディロンダックスプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、オリジナルフォッシルアイボリーナット、ウェバリーオープンバックペグ、オールドスタイルヘッドロゴ、ハカランダ化粧板、アバロン指板ドットインレイ、べっ甲柄ピックガード、アジャスタブルネックトラスロッド、フォワードシフテッド・スキャロップドXブレイシング。 ロングサドルは牛骨製のモノに交換されています。マーチンの黄金期（GoldenEra）は1920年から1940年初頭にかけてとも言われていますが、やはり30年代を指すことが多いでしょう。ドレッドノートが生まれた1931年、14Fジョイントとなった1934年、フォワードシフトの中で一旦の完成を見た1937年。鉄弦を張るようになってからトライ＆エラーで目まぐるしく仕様が変化していった時代です。その中でも今の形になった初年度の1934年仕様で本器は製作。トラディショナルなVシェイプのグリップ、アディロンダックスプルースを使用したトップ。スタンダードのD-18とは一線を画す圧倒的にパワフルなサウンドを放ち、空気をよく含んだ広がりある出音が特徴です。大きく躍動するようなスケール感の大きい響き、音色の太さは格別。太くありつつも抜けの良いブライトさも心地よいです。小気味よく快活なレスポンスとパンチの効いたアタック、ブルーグラッサーでなくとも魅せられるギターです。ボディバック面のくびれ付近にケースと反応したような粒状の跡が光を透かすと見られますが、その点を除くと全体を通して非常に使用感の少ない状態をキープ。ピックガード表面の極々薄い擦れキズやボディ表面の極々薄い擦れキズが見られる程度です。ネック周りの演奏性も良く、トラスロッド残りもあり、弾きやすいアクションへのセッティングをされつつもサドルの高さも非常に残されています。生産完了後も根強い人気を誇る"GE"。弾いて楽しむ"18"をお探しの方は是非ご検討ください。 オリジナルハードケースが付属します。 Condition:EX+++ Top:Solid Adirondack Spruce Side:Solid Mahogany Back:Solid Mahogany Neck:Mahogany Fingerboard:Ebony Bridge:Ebony Fingerboard Inlay:Dots(Abalone) Rosette:Black&White Binding:Black&White Machine Heads:Waverly/Nickel Pick Guard:Tortoise Color Pick up:none Nut width:44.5mm Scale:645.2mm Case:Original Hard Case