CTM 5-17 2018

現マーチン工場の中でも、卓越した技術と豊富な経験から至極のギターを造り出す"Martin Custom Shop"。レギュラーラインとは全く異なった環境、工程にて製作。工場の一角に専用の区画があり、昔ながらの工法を継承しながらより精度の高い製作を行っています。ラインナップ上最高峰と言えるオーセンティックシリーズの製作をはじめ、高い完成度を誇るカスタムモデルを製造するトップクラスの部門です。本器はスモールサイズ”5”で製作が行われたオールマホガニー仕様カスタム品”CTM 5-17”。2018年製作のUSED品です。ジェニュインマホガニーボディ、マホガニーネック、44.5mm幅を採用、645mmスケール、モディファイド・ローオーバルシェイプネック、パフォーマンステーパー、ブラックエボニー指板＆ブリッジ、ダイアモンド＆スクエアショートアバロン指板ポジション、グローバーオープンバックバタービンクロームペグ、オールドスタイルヘッドロゴ、シトカスプルース材の専用設計Xブレイシング、1933アンバートーンカラー、グロス仕上げ。1800年代より存在している数字のサイズ、数字が大きい程小さいサイズとなっていました。その中でも一番小さかったのが”5”。小ぶりで可愛らしいサイズ感となっています。現代においてはミニギターのサイズ感が近しくなります。オールマホガニーモデルは”15”と”17”が存在していますが、塗装の仕上げの違いとなります。本器はオールマホガニー、グロス仕上げのスタイル17仕様。このサイズ感は安いモデルが多い為、チープなイメージを抱きやすいですがカスタムショップ製故にそのクオリティは段違いです。音のレンジ感こそ求めることは難しいものの、中域の解像度の高さや音の押し出し感と立ち上がり速度に優れた特徴を持ちます。オールマホガニーボディだからこその暖かみとブライトさを感じるトーン。音の分離感も良くそれでもバラけ過ぎずほど良いサウンドは扱いやすいでしょう。ポコポコっとした響きはスモールサイズでしか味わえない響きです。100年以上前にこのサイズで弾いていた人がいると思うと感慨深いものです。ボディバック面センターエンドの角に若干の当てキズと塗装欠け、ボディサイド6弦側ボトム箇所に米粒大の当てキズ、ボディサイド1弦側のくびれ付近にやや深めの擦れキズが見られるのが惜しい点。その他はボディとネックの極表面的な擦れキズとヘッド表の僅か弦が触れた擦れキズ程でキレイなコンディションをキープされています。ネック周りの状態も良いままに保たれており、サドル残りも充分とこれからも使っていける個体です。現代に蘇ったSize5、Style17。カスタムショップが造る小型の１本です。現行品では手に入らない本格的で可愛らしいギター。アンティークなルックスもまたオシャレです。是非ご検討下さいませ。 専用サイズのオリジナルハードケースが付属します。 Condition:EX++ Top:Solid Genuine Mahogany Side:Solid Genuine Mahogany Back:Solid Genuine Mahogany Neck:Mahogany Fingerboard:Black Ebony Bridge:Black Ebony Machine Head:Grover Nickel V97-18NA StaTite 18:1 Vintage Button Fingerboard Inlay:Diamond & Squares - Short Pattern (Select Abalone) (GE) Rosette:Maple&Black Binding:East Indian Rosewood Pick Guard:None Pick up:None Nut width:44.5mm Scale:543mm Case:Original Hard Case