D-45 1997

マーチン"D-45"はカントリーシンガー"Gene Autry(ジーン・オートリー)"からのからの特別オーダーから生まれたマーチンギターの最高級機種。1933年から1942年の間に91本が製造された後、1度その幕を閉じます。その後、マーチンギターの広報・研究家として活躍したマイク・ロングワースによって1968年に再生産が実現されました。マーチンスタイル45はこの型番に見合う材料を供給できない場合には生産されません。常にこの上ないクオリティを誇る最高のシリーズとなります。本器は1997年製の1本。最高級シトカスプルーストップ、最高級イーストインディアンローズウッドサイド&バック、マホガニーネック、アジャスタブル(AJ)ネックロッド、エボニー指板&ブリッジ、ゴールドゴトーロトマチックペグ、バーチカルヘッドロゴ、べっ甲柄ピックガード、アバロンヘキサゴン指板インレイ、アバロンロゼッタ&トリム、スキャロップドXブレイシング。最上級の材をふんだんに使用して製作されている45。最上級である事を主張する華やかな装飾、手間暇をかけて加工されるアバロンのトリム、そしてヘッドに輝くバーチカルインレイ。最上級にふさわしい出で立ちを与えられて生み出されるモデルです。見た目だけではなく、そのサウンドも45でしか出し得ない独特の響きを響かせてくれます。濃密で奥深い倍音、きらびやかで芯のあるトーン、広がりのあるワイドレンジな音色。奥から湧き出すような倍音感によって、自身の周りに広がるような音の包まれる感覚、長く響く残響感と明らかな差を体感することが出来ます。きわめて上品、圧倒的な華やかさは"45"を冠するギターのみに許されたサウンドです。いつの時代も変わらない憧れの最高級機種。ボディバック面のくびれ箇所にバインディング剥がれも修正跡が見られ、ネックヒール付近のバインディングが若干寸足らずになっている箇所が見られますが、非常に丁寧に作業がされており寸足らずが無ければ中々気づきにくい程。ボディトップ面の１弦側ショルダー箇所に爪かピックが当たったような極々薄い当てキズ、ネック裏11F付近とネックヒールの極薄い凹み跡、全体的な薄い擦れキズ等見られますが年式を考えると使用感は薄くキレイなコンディションをキープ。ペグには若干のくすみこそありますが、光沢を残しキレイな状態を保たれています。ネック周りの状態ももちろん非常に良好なままにキープ。サドルでの調整幅を残し、ロッド残りも締め緩め共にありと今後の使用においてもバッチリな1本。憧れの45、眺めて愛でて良し、長年の気持ちを込めてガシガシ弾いても良しの1本。このモデルでしか体感し得ないサウンドを是非お手元でご堪能下さいませ。 オリジナルハードケースが付属します。 Condition:EX++ Top:Solid Spruce Side:Solid Indian Rosewood Back:Solid Indian Rosewood Neck:Mahogany Fingerboard:Ebony Bridge:Ebony Fingerboard Inlay:Hexagon(Abalone) Rosette:Abalone Binding:White&Abalone Machine Heads:Gotoh-Martin/Gold Pick Guard:Tortoise Color Pick up:none Nut width:42.9mm Scale:645.2mm Case:Orignal Hard Case