M-54 1996

ドイツ発ギターブランド”レイクウッド”。その歴史は1986年に始まり、ブランド名はアメリカ北部の地名を由来としています。間もなく創業40周年、様々なミュージシャンに愛用されているブランド。とりわけフィンガーピッキングプレイヤーに人気を誇ります。本器はグランドコンサートサイズ、最上位機種の”M-54”。1996年製USED品。AAAイングルマンスプルーストップ、ブラジリアンローズウッドサイド&バック、セドロ（スパニッシュシダー）ネック、エボニー指板&ローズウッドブリッジ、オリジナルゴールドシャーラーペグ、ウッド&アバロンロゼッタ、ウッドトリム、ウッドバインディング、ブラジリアンローズウッドヘッドプレート&ヒールキャップ、スキャロップド・エックスブレイシング。M-54は2005年頃まで製造がされており、44mmナット幅と46mmナット幅の仕様が存在。2005年からはプレミアムシリーズの48モデルにその座を引き継ぎました。落ち着いたルックスを持つためぱっと見では分かりづらいものの、惜しみなく希少な材を使用した最上位機種。ネックはCシェイプで癖の少ない形状、厚み感もさほど感じさせずで万人に扱いやすいであろう演奏性を確保されています。そしてレイクウッドのギター全般に感じられるやや落ち着きのあるトーン。艶感のある音色ですが、暴れる印象はなく芯のブレないサウンド。低音が出すぎずにメロディラインが聴こえやすい音作りです。柔らかくしなやかな音の出方、軽いタッチでも音の立ち上がる反応性、そして立ち上がり速度の速さ。どれもフィンガーピッキングで好まれやすい要素を持っており、同ジャンルでの愛用者が多いことにも頷けます。フィンガーピッキングプレイヤーの方は必見の１本でしょう。ブリッジセンター下にタッチアップ跡が見られますが、全体として大きな違和感が感じにくく使用する上で問題はありません。僅かなトップの膨らみ、ネックヒール裏の細やかな擦れキズ、ブリッジ上面の薄い凹み跡、ゴールドペグが故のくすみ、全体的に薄く細やかな擦れキズ程と若干の使用感は見られますが、年式を考えるとキレイなコンディションをキープされている個体。シダートップと見間違えそうな程良く焼けた風合いも歴戦の兵感を感じさせます。ネック周りの状態も良し、やや低めの弦高に整えられておりフィンガースタイルでの使用にも応えられるであろう１本です。フィンガーピッカー御用達ブランドのドイツ製ギター。最近は流通が少なく中古での出モノも少なくなっております。当時の最上位機種、希少な材を使用した贅沢な１本です。是非ご検討下さいませ。 経年によってやや歪みが見られ閉まりにくくなっていますが、Hiscox製のオリジナルハードケースが付属します。 Condition:EX++ Top:Solid AAA Engelman Spruce Side:Solid Brazilian Rosewood Back:Solid Brazilian Rosewood Neck:Spanish cedar Fingerboard:Ebony Bridge:Ebony Machine Head:Original Gold Rotomatic Fingerboard Inlay:none Rosette:Abalone&Wood Binding:Wood Pick Guard:none Pick up:none Nut width:44mm Scale:650mm Case:Original Hard Case（Hiscox）