Chet Atkins CE 1990

1988年から市場に投入された”Orville”ブランド。日本国産で製造されていたブランドで上位機種には”By GIBSON”の名を冠したモデルをラインナップしていました。惜しくも”By GIBSON”は1994年頃に、”Orville”ブランドも1998年頃には製造を終了してしまいましたが、未だに人気のあるブランドです。本器は本家GIBSONでも人気の高いチェットアトキンスモデルのオービル版”Chet Atkins CE”。1990年製USED品です。スプルーストップ、マホガニーバック、マホガニーネック、ローズウッド指板&ブリッジ、クルーソンタイプゴールドペグ、モザイクロゼッタ、オリジナルアンダーサドルピックアップ&プリアンプシステム搭載。本家GIBSONでも人気を博したチェットアトキンスモデル。ソリッドのボディにダミーサウンドホール、ボディサイドに取り付けられたVolとEQのシンプルな電気系。鉄弦モデルも過去には存在しましたが、圧倒的にガットモデルの認知度が高いでしょう。ソリッドなボディにすることで耐ハウリング性能を獲得、ステージ上でのトラブル防止を図った仕様です。薄いボディの為エレキからの持ち替えにも対応し易いメリットも持ちます。何よりエレガットの走りとも言うべきそのスタイルは革新的で非常に高い評価を得たモデルです。その国産オービル版が本器。ソリッド構造故にエレキギターの生鳴りのような大人しさを感じますが、自室で弾きやすい点、そして本領を考えるとこれで正解と言えます。１音１音の粒立ちがよく、クリアな響き。共鳴胴が無い故にふくよかさよりも、弦の音の分離感を重視しているサウンドとなります。ピックアップにはオリジナルのアンダーサドル＆プリアンプシステムを搭載。ピエゾらしく音の芯を捉えた輪郭感のある響き、バンドの中でも抜け易そうな響きを持っています。操作はボディサイドにボリュームとベース、トレブルの2EQ。直感的に操作が出来るシステムで、前述のボディ構造上ハウリングなどのトラブルにも強い仕様です。使う場面を選ばず、エレキから持ち替えやすいところからも活躍してくれるであろう１本です。プラスチックのペグつまみが過去割れたようで接着剤によって補修がされており現状チューニングには問題はありませんが、いずれ割れる可能性は否めません。その点を除くとトップの塗装面にピックでの薄い弾きキズ、トップ面１弦側下部の当てキズ、ボディサイドの細やかな当てキズ、ボディバック面の細やかな当てキズや擦れキズなど若干の使用感こそ感じられますが年式を考えるとキレイな状態をキープしている１本。ネックの状態も申し分なく、フレット残りやサドル残、ロッド残りと充分な個体です。家弾きからステージ、果ては配信や宅録までこなせるギター。ナイロン弦のニュアンスを出せるソリッドモデルです。是非この機会に如何でしょうか。 汎用のソフトケースが付属します。 Condition: EX+ Top:Solid Spruce Back:Mahogany Neck:Mahogany Fingerboard:Rosewood Bridge:Rosewood MachineHead:Kluson Type/Gold Fingerboard Inlay:none Rosette:Mosic Binding:Brown Pick Guard:none Pick Up:Original Under Saddle Piezo & Preamp Nut Width:44mm Scale:644mm Case:Soft Case