Francisco Simplicio 1932 2021

カナリア諸島の小規模な工房にて1本1本を少数精鋭の職人たちにより作られています。スペインの巨匠""パコ・デ・ルシア""からの支持も受ける2000年創業の新進気鋭なブランドです。本器はバルセロナの偉大な製作家の1人、フランシスコ・シンプリシオのギターから得られた知見に基づき製作された"Francisco Simplicio 1932"、2021年製USED品。ノルウェイスプルーストップ、明暗のコントラストが美しいチューリップウッドサイド&バック、シダーネック、メイプル指板&ブリッジ、クリアピックガード(ゴルペ板)。本器の特徴でもある左右に分かれた構造のサウンドホールは、低音と高音の分離の良い響きを余すことなく放出します。サウンドホールの位置が通常よりも上部に配置されており、トップ面の振動幅が増え効率的な鳴りを獲得します。開放弦で押弦時のような安定したトーンを生み出すゼロフレット、積層構造による剛性を高めるダブルフィンガーボード、プレイヤー自身にもダイレクトにサウンドを感じるサウンドポータルなど、アンダルシアンギターには他ブランドでは見られない演奏性や音響性に優れたユニークな仕様が特徴的です。また、アコースティック楽器では珍しいダブルカッタウェイ仕様、徹底的に追及されたプレイアビリティはエレキユーザーの方の持ち替えでも違和感の少ない演奏性の高さを充分に発揮します。フラメンコギターの明るく華やかなサウンドは健在。タッチレスポンスにも優れ、躍動感の溢れる軽快さが魅力な１本。製造上の塗装の凹凸など散見されますが、演奏上に支障はございません。1弦ペグにやや固さがありますが、チューニングは問題なく稼働します。若干のネックの反りが見られますが、弦高は標準的なセッティングが保たれています。類を見ないユニーク且つ実用性に優れたスペイン発フラメンコギター。市場でも中古の出物は少なく、一歩踏み出したフラメンコギターをお探しの方は是非ご検討ください。セミハードケースが付属します。 Condition:EX++ Top:Solid Norway Spruce Side:Solid tulipwood Back:Solid tulipwood Neck:Cedar Fingerboard:Maple Bridge:Maple Fingerboard Inlay:None Rosette:Original Binding:Maple Machine Heads:Original Pick Guard:Clear Pick up:none Nut width:52mm Scale:634mm Case:Semi Hard Case