D Type Cutaway 2007

某ショップが手掛けるブランド”Alexander”。メーカーや製作家とコラボし、楽器を製造しているブランドです。本器の製造を行った”西野春平”氏は1947年茨城県の日立市生まれ。10代よりギターの製作を始め、1969年には独立して所沢に工房を設立。今や日本を代表する製作家の一人です。そんな西野氏が2007年に製作を行ったのが”D Type Cutaway”モデル。スプルーストップ、ローズウッドサイド&バック、エボニー指板＆ブリッジ、マホガニーネック、メイプルバインディング、ウッドロゼッタ、メイプルバインディング、べっ甲柄ピックガード、ゴトー製ロトマチッククロームペグ、ベネチアンカッタウェイ、ハイランダーピックアップシステム搭載。主にナイロン弦の製作が多く見られる西野氏ですが、鉄弦も手掛けております。音色の傾向は大まかにはトラディショナル、ナイロン弦のような太めの音色と鉄弦らしい華やかさを見せる作品が多い印象です。雄大でラウドな響きを生み出しつつもまとまりよく。しなやかさ、柔らかさを感じさせますが出て欲しいハイは決して埋もれません。ボリューム感も充分、音の分離感も良く、カッタウェイを搭載していることからフィンガースタイルでの使用にも十分対応してくれるでしょう。2000年代のD-28にも近しいオールマイティさとバランスの良さを持ち、カッタウェイの搭載からあらゆる用途に使える実重視の１本。後付けピックアップにてハイランダー製アンダーサドルピエゾのアクティブシステムIP-2を搭載。特殊な円筒状の素子で専用の加工を施して取り付けるシステム。ピエゾらしい乾いたトーンを出力し、バンドの中でも負けずに抜ける音の強さを持ちます。お好みでピックアップを追加できるAUX端子もボディ内に備えており、ステレオで出力し外部でミックスしての使用も可能。あらゆるスタイルに対応する可能性を持った優秀なシステムです。サウンドホールやピックガード周りにはピックでの演奏キズ、ボディバックには細やかな擦れキズ、ヘッドサイドにはワインダーの跡等見られますが、全体を通して比較的キレイな状態をキープされている１本。ネックの状態も良く、現在フィンガーでも弾きやすい弦高へとセッティングされておりこのバランスの良さを体感しやすくなっています。ショップブランドながら製作家が製作を行ったコラボ作品とも言える1本。あらゆる用途に使えるオールマイティさを持ったドレッドノートカッタウェイモデル。是非一度お試しくださいませ。 汎用ハードケースが付属いたします。 Condition:EX++ Top:Solid Spruce Side:Solid Rosewood Back:Solid Rosewood Neck:Mahogany Fingerboard:Ebony Bridge:Ebony Machine Head:Gotoh Chrome Fingerboard Inlay:Dots Rosette:Wood Binding:Maple Pick Guard:Tortoise Color Pick up:Highlander IP-2 Nut width:44.5mm Scale:640mm Case:Hard Case