Studio Elite / 1990s

もはや説明不要のハイエンドギターの代名詞的ブランド"James Tyler"。1980年代にスタートしたJames Tyler氏のキャリアは、生み出す製品の高い演奏性に洗練されたサウンド、その確かな完成度からLAスタジオミュージシャンを始め一流の現場で認めらるカスタムオーダーブランド、第一線のコンポーネントブランドとして知られるようになりました。本器はブランドを代表する"Studio Elite"モデル。シリアルの若い1990年代製の1本。1987年に初公開された本モデルは、以降その万能性で数多くのギタリストのスタジオワークにおいて重宝されてきました。バーズアイメイプルネック、オリジナルデザインのパーロイドピックガード、スタックタイプのシングルピックアップとシングルサイズハムバッカーによるSSHレイアウト、Wilkinson製2点支持ブリッジ"VS100"、直感的な操作を可能にする各種スイッチ類を備えた高機能なコントロール。機能性は勿論のこと、全体的にバランスの取れた組み込みによるストレスフリーな演奏性の高さ、ネックジョイントからボディにかけて豊かに鳴ってくれる楽器としての完成度もまた評判の所以です。3つのプッシュスイッチでは各ピックアップのコイルの切り替えをして、シングルサウンドとハムバッカーサウンドを変更。一見、シングルコイルのフロントとミドルピックアップも、スタックタイプのハムバッカー構造を採用しています。"Lead/Rhythm"スイッチではどのピックアップポジションでも、強制的にリアハムバッカーの出力に１アクションで切り替えが可能。手元の操作で音作りを完結させることを目的としたミッドブーストは増幅の範囲が大変広く、中音域をとても効果的に持ち上げます。ミッドブーストの切り替えスイッチに関して、"James Tyler"では"バイパス"方式と"プリセット"方式の2通りの切り替え方式があり、本器ではシームレスな音色変化となる"プリセット"方式を採用。特に1990年代頃の初期に多く見られる本仕様では、出力がミッドブースト回路を常に通り、ツマミの0位置と任意のブースト量を切り替える設計思想です。こちらミッドブーストの切り替えスイッチが元のプッシュスイッチから信頼性の高いトグルに交換されている他、バッテリースナップも新しく配線をし直しております。細かな小傷、ピックガードの焼けなどは見受けられますが、大きく目立って気になるダメージは無く、ロッドの調整を含めとても良好なネックコンディション。フレットの状態も良く弾きやすいローアクションのセッティングができております。濃い紺のカラーリングにメタリックが上品に映える"midnight"系のフィニッシュ。ぜひご検討ください。ハードケース、トレモロアームが付属。 Condition:EX++ Body:Selected Wood Neck: Birdseye Maple Fingerboard:Birdseye Maple Bridge:Wilkinson VS100 Machine Heads:Locking Rotomatics Fingerboard Inlay:Dot's Pick up:Stuck Type Single Coil×2 Single Size Humbucker Nut width:41.3mm Scale:647.7mm Control:1Vol,Mid Boost Vol,5Way PU Selector,Lead/Rhythm Swicth,Mid Boost Preset Switch,3Push Switch for coil Split Weight:3.78kg Case/ACC:Hard Case