Les Paul Custom Ebony Left Hand / 1976

1954年登場の上位機種モデル"Les Paul Custom"、一度は廃盤となるものの1960年代後半へかけての市場のニーズの高まりを受け、1968年に再生産、再販が開始されます。元来JAZZギアとしての存在感溢れるモデルながら、以降は名実ともにロックアイコンとしての地位も確立したギタリスト憧れのモデル。本器は現在のナッシュビル工場への移転が始まった初期の1976年製"Les Paul Custom"、非常に珍しいレフトハンド。ラージヘッドストック、浅い14度角ヘッドアングル、3ピースメイプルネック、パンケーキボディ、刻印ナンバード搭載、近年注目度が高まっている"ノーリンエラ"をまさに代表するような70'sスペック。エボニー指板と硬性の強さを感じさせるラミネート構造のボディによるタイトなレスポンスに、直線的で芯の通ったサスティーン。50～60'sの有機的な挙動とはまた異なり、よりハムバッカー然としたパワー感を持った刻印ナンバードのキャラクターも相まって、粒の細かい歪みとの相性も抜群。1968年に同時に再登場した"Les Paul Standard"はGold TopにP-90搭載の所謂1956年スタイルであり、その後70年代中盤までにかけてはミニハムバッカー搭載～"Les Paul Deluxe"へのモデルチェンジ、傍らハードロック、グラムロックといったよりヘヴィなサウンドが求められていく時代の潮流の中で、フルサイズのハムバッカーを搭載し、重心の低いタイトなサウンドキャラクターを持つ"Les Paul Custom"が自然なマッチングをしていったことは想像に難くありません。こちらポット1点を除き、オリジナルPUとサーキットを維持。リアボリュームのみ交換がされておりますが、デイトは1978年で製造年に近いパーツが利用されています。元々低く平たいフレットが異色のプレイヤビリティに感じられる70'sですが、こちらはリフレット・リナットがされている為、気持ちよく演奏可能。まず狙って見つけることはできないであろうレアな70'sレフティ、お見逃しなく。90年代のGibsonハードケースが付属。 Condition:EX++ Top:3pcs Maple Back:Laminated Mahogany "Pancake Body" Neck:3pcs Maple Fingerboard:Ebony Fingerboard Inlay:Block Bridge:Nashville Type Tune-O-Matic Machine Head:Glover Gold Pick up:Engraved Numberd Nut width:42mm Scale:628.65mm Control:2Vol, 2Tone, 3Way Weight:4.83kg Case:Hard Case