O-18K 1931

マーチン”K(Koa)”シリーズは、ハワイアン音楽のブーム下だったアメリカでマーチン初のハワイアンモデルとして1917年から1935年まで製造されました。サイズ5から000まで幅の広いラインナップで世に送り出され、年代によりスタンダードセットのモデルとラップスチールギターの様なハワイアンセットのモデルがありました。”K”シリーズはマーチンの他モデル同様にスタイルごとのラインナップを持ち、本器はその中のスタイル18で”0”サイズの”0-18K”。ハワイアンコアに身を包まれた1931年製のVintage品。オールハワイアンコアウッドボディ、マホガニーネック、エボニー指板&ベリーブリッジ、スロテッドヘッド、オリジナルプレートチューナー、オリジナル塗り込みべっこう柄ピックガード、アバロン指板ドット、スキャロップドXブレイシング、エボニーロッド。マーティンと言えば国内では右にでるも者はいないシーガル弦楽器工房(M.Shiozaki)にてしっかりとネックリセットとセットアップが施された即戦力の1本。フレットはオリジナルのバーフレットが使用されている状態でかつ素晴らしい弾き心地をキープしています。コアウッドならではのドライでタイトな響き。弦鳴りだけではない独特の倍音感があり、コアウッドファンを魅了する力があります。爪弾きで得られるレスポンスは、とても90年以上経った楽器とは思えない快活な反応が得られ、ストレスなく弾いていただけるプレイコンディションです。トップブリッジ下からエンドにかけてセンターシーム部分の修正が施されていますが継ぎ目の開きでクラックではありません。その他ボディーの木部クラックもなくネックもストレートでコンディションも良好。フィニッシュもオリジナルをキープしています。人気が高く、中々出て来ない0-18K。満足度の高い一本です。チップボードケース付属(やや破損あり)。 Condition:EX+ Top:Solid Hawaiian Koa Side:Solid Hawaiian Koa Back:Solid Hawaiian Koa Neck:Mahogany Fingerboard:Ebony Bridge:Ebony Fingerboard Inlay:Shell Rosette:Black&White Binding:Black&White Machine Heads:3-on-plate/Original Pick Guard:none Pick up:none Nut width:47.6mm Scale:632mm Case:Chip Board Case