HD-115-S 1980s

独自の工法と方法論で高品質のアコースティックギターを製作している長野県松本の老舗"ヘッドウェイ"。HEADWAYは1977年に創業、1983年には工場が2度の火災にあってしまいアコースティックの製造はストップしてしまいました。2000年にはファンからの熱い要望から復活し現在まで製造を続けています。本器はヘッドウェイ創立６周年を記念して製作が行われた30本限定モデルのスペシャル仕様”HD-115”。恐らく1982-1983年頃に製作が行われたと思われるUSED品です。スプルーストップ、ローズウッドサイド&バック、ワンピースホンジュラスマホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、ローズウッドブリッジプレート、ロングサドル仕様、クルーソンタイプワッフルバッククロームペグ、スノウフレイク指板ポジション、本鼈甲ピックガード、ノンスキャロップドXブレイシング。ヘッドウェイの創立６周年を記念して当時30本作られた本器。本モデルの発売開始が1982年の８月頃、1983年には工場が火災に遭ってしまう為、その間に作られた１本です。当時のHD-115をアップグレードした仕様で製作が行われており、製作当時の広告にも6-10年乾燥の材を使用していることがスペックに記載されていました。この時期着々と評価を上げていたHEADWAY、本物志向で長く使えるモノを作りたいという百瀬氏の意向を反映したかのような強度の高さ。元よりネックの強度に定評がありますが、この時期のモノもネックトラブルが少ない事からその強度が窺えます。ネックグリップ自体はVシェイプ、トラディショナルな115らしい握り応え。この時期でも変わらないヘッドウェイサウンド。現代のモノより実音の強い無骨さを昭和ヘッドウェイでは感じられます。クリアで分離感のある響き、ドライブ感のあるトーンは一貫してヘッドウェイの特徴。レンジ感も広く、弦の押し出し感ある響きやボリューム感と完成度の高さを感じさせるギター。ストロークでは弾けるような粒立ちと華やかな余韻、フィンガーでは各弦の分離良く繊細なタッチに追従します。指板に長い間弾き続けた故のえぐれ、ペグのメッキ剥がれやサウンドホール付近の弾きキズから永い間愛用されてきたことが窺える個体。全体的な擦りキズ、当てキズ等の使用感こそありますが板の割れなどはなくまだまだ存分に活躍してくれるであろう良いコンディションの１本です。ネックの状態も整えられており、弾きやすい状態をキープ。当時の限定モデル、旧工場製の1本。今では貴重な材も使用している贅沢なギターです。是非ご検討下さいませ。 オリジナルハードケースが付属します。 Condition:EX+ Top:Solid Spruce Side:Solid Rosewood Back:Solid Rosewood Neck:Honduras Mahogany 1P Fingerboard:Ebony Bridge:Ebony Machine Head:Kluson Type Chrome Fingerboard Inlay:Snowflake Pearl Rosette:White&Black Binding:Ivoroid&Herringbone Pick Guard:Tortoise Pick up:none Nut width:43mm Scale:643mm Case:Original Hard Case