1950年~68年のギブソン黄金期とも言える年代に生産された3/4サイズ、コンパクトモデル"ES-140"。56~7年頃以降は"ES-140T"としてシンボディに変更されます。ES-125のスペックを基調とし、ラミネイトメイプルボディ／マホガニーネック／ハカランダ指板、ブリッジ／P-90／12 3/4インチのコンパクトボディに22 3/4インチのショートスケールを採用。小ぶりのボディなりに音量や音の広がり自体はミニマムな印象がございますが、特有の明るく元気な印象の高域成分が独特の歯切れのある生鳴、魅力的なサウンドキャラクターを構成しております。しかしながらアンプにプラグインするとまた変わった印象も感じられる点が大きな魅力。50'sらしい力強い押し出しを持ったP-90の影響もあってか、アンプからの出音は艶のある太いミドルも感じられ、可愛いルックスとは裏腹にアウトプットされる本格的な出音からは、単なるスチューデントモデルという評価には収まらず、ギブソン黄金期故の職人による堅実なデザインがなされたプロダクトであることがしっかりと感じられます。
こちらペグボタンがリプレイスされていますが、その他のハードウェア、PU、サーキット等はすべてオリジナル。前述のペグボタン以外に補修歴は見受けられず全体的な塗装の艶感がしっかりと残っており、素晴らしいコンディション。全体的なウェザーチェック、細かな小傷などは経年相応にあるものの、コレクターズピースとしての資質もまた兼ね備えたギターです。ネックのコンディションもすこぶる良好、プレイヤビリティも抜群です。近年製のギブソンギグケースが付属します。
外観、プレイヤビリティともにコンディション良好の一本、ぜひご検討くださいませ。

Condition:EX+++
Top:Laminated Maple
Side:Laminated Maple
Back:Laminated Maple
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Jacaranda
Machine Head:Kluson
Fingerboard Inlay:Dot
Binding:Black&White
Pick Up:P-90
Nut width:40mm
Scale:577.85mm
Case:Gig Bag