ワーキングホース"J-45"。ギブソンを代表するラウンドショルダーボディのジャンボモデル。数ある歴代の仕様の中でも人気の高い1967～1969年製、その中でもこの時期のカラーモデルは保守的とも言えるフラットトップでは見かけることも少なくヴィンテージ市場ではとりわけ人気が高いモデルのひとつ。本器は、人気のスペックをフル装備したブラックカラーの1968年製の1本。スプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、ハカランダ指板&ボトムベリーブリッジ、ローズウッドアジャスタブルサドル、ダブルラインクルーソンペグ、ダブルリングロゼッタ、ネジ止めホワイトカラー”Gibson"ロゴ入りポインッテドラージガード、ナット幅約39.5mmネック、14度ヘッド角、ノンスキャロップド・Xブレイシング、ブラックフィニッシュ。もともとJ-45の標準カラーはサンバーストで、カラーバリエーションモデルとしてナチュラルフィニッシュのJ-50が用意されています。その他のカラーは一部のオーダーメイドを除いて基本的には存在しないはずですが、この時期にのみスペシャルカラーとしてエボニーブラックとチェリーレッドが発売され、またJ-45の中ではこのタイプに限り、ホワイトカラーのピックガードをネジでマウントしたユニークな仕様となっています。美しい漆黒のブラックカラー。経年によるウェザーチェックが雰囲気を助長し、打痕でさえかっこよく見えるのはまさにギブソンマジック。奥深く響くアジャスタブルJ45サウンド。とりわけ本器は低音の響き方やバランスがとても心地よく、グッドサウンドの1本。掻き鳴らせばロックに、時にはノスタルジックに。音楽的で雰囲気満点のサウンドを魅せ付けてくれます。経年・使用に伴う小傷・打痕は見られますがノンクラックで、雰囲気を損なうものはなく貫禄の外観をしている本器。ネック周りも良好で、弾きやすいアクションをサドルマージンをしっかりと残して保っています。過去にピックアップの取付履歴があり、エンド部が12mm に加工されていて、現在はコンバージョンピンが装着されています。ここ数年、出物も少なく見かける機会も少ないオリジナルカスタムカラー”J-45”。特に絶大な人気を誇るアイコニックなブラックカラーの1本。このご機会、お見逃しなく要チェックください。近年ギブソン製ハードケース付属。

Condition:EX+++
Top:Solid Spruce
Side:Mahogany
Back:Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Jacaranda
Machine Head:Kluson/Nickel
Fingerboard Inlay:Dots
Rosette:White&Black
Binding:White&Black
Pick Guard:White
Pick up:none
Nut width:39.5mm
Scale:628.65mm
Case:Hard Case