ABOUT
1992年製、ドイツ製HOFNER 500/1の入荷です。
スプルースとメイプルから構成されたホロウボディ。セットネック構造のメイプルネック/ローズ指板。シャークフィン(バーブレード)タイプのピックアップを搭載。シリアルナンバーの頭が2番から4番に移行されて間もない時期の個体になります。ノブは黒く筒状のタイプが搭載されており、70sスタイルの500/1を彷彿とさせるモデルです。
92年製と聞くとまだ若い様にも感じますが既に30年を経過しており、パーツのくすみやキズに打痕等は全体に見受けられますが、かえって年代物らしい雰囲気を演出しております。また近年物のバーストはやや薄めの個体が多い中、こちらの個体は濃いバーストになりますので、近年物には無い独特の存在感を感じさせてくれます。ネックコンディションも良好で、フレットの減りも余りありません。トラスロッド残量もありプレイコンディションは良好です。
弦高は4弦側で約3.5mm/1弦側で約3mmが最も低い弦高になりますが、個人的には500/1はこれくらいの弦高が丁度良い様にも思います。理由として500/1の場合ショートスケールの上、太い弦を張る事が苦手なモデルになりますので、どうしても細い弦を選択せざる負えません。その為、弦のテンションを稼ごうとすると、弦高を上げてテンションを稼ぐのが最も簡単な方法になります。サウンドも低音を強調したウォーム且つウッディなサウンドを響かせますので、ある程度のテンションが無ければサウンドの輪郭が無くなり音程感もボヤけてしまいます。こちらの個体はある程度のテンションを稼げておりますので、太く音程感の安定したサウンドを響かせてくれます。またテンションを稼ぐとは言え、ロングスケールの個体と比較しても柔らかいテンションですので張りが強すぎて弾き難いと言った事はありません。
Condition:EX
Body:Spruce/Maple
Neck:Maple
Fingerboard:Rosewood
Machine Heads:Original
Bridge:Original
Pick Guard:Pearl White
Pick up:Original
Preamp:----
Scale:770mm
Case:汎用ヴァイオリンベースハードケース