ナショナル・トリオリアンは、最も認知度の高いメタルボディリゾネーターギターの一つです。1920年代以降、ギター音楽の主役としてデルタ・ブルースなど南部音楽を支え、その後現代に至るまで愛用されてきました。1928年から1938年まで製造され、当初はウッドボディで生産されましたが、1929年末にはより知られるメタルボディに変更されました。1930-33年頃のNational Triolian Polychromeです。スチールボディー、12fジョイントの1ピースメイプルラウンドネック、シングルコーン、バインディング付のメイプル指板、また、1933年までのトリオリアンにしか見られないフラットカットの「F」ホールも特徴的。メタルボディはオリジナルフィニッシュで背面にステンシルされた海岸の夕暮れの風景が描かれています。年式なりのボディーの塗装ハガレは見られますが、バックのステンシルは比較的綺麗な保存状況がうれしいところです。貫禄漂うシャビーなルックスが渋い顔つきです。ネックは順反りの状況ですが使用に問題のないレベルです。ネックジョイントはややルーズですが構造上使用に問題ありません。ペグは新しいペグに交換がされております。またネックヒール部に割れの修正がされておりますがきちんと修理が行われており使用上問題のない状態です。スチールボディーからはブライトでパンチのある独特のスワンピーな響きが魅力的。音量も豊富でスライドギターでのブルースが抜群にはまります。流通の少ないナショナルのトリオリアン、良い味のある雰囲気の1本。ハードケース付属です。
Condition:EX
Body:Steel
Bridge:Maple
Machine Head:3on plate
Neck:1pc Maple
Fingerboard:Maple
Fingerboard Inlay:Dots
Fingerboard Binding:Ivoloid
Pick Guard:none
Pick up:none
Nut width:47mm
Scale:635mm
Case:Hard Case