日本が世界に誇る楽器メーカー"YAMAHA”。ギターにおいても数々の銘器を産み出し、今なお進化を続ける日本発ブランド。日本におけるアコースティックギター黎明期よりその歩みを共にするヤマハフォークギター"FG"シリーズの上位モデルとして、1974年"L-31”の発表を皮切りにラインナップされた"L"シリーズ。"豪華"を意味する"Luxury"の頭文字を冠し、その名の通りゴージャスなルックスとゴージャスなサウンドは今も変わらず、ヤマハアコースティックギターのフラッグシップに位置し続ける代表シリーズです。本器は"L-53 Custom Jacaranda”、1980年製の1本。日本にカスタムギターの文化を根付かせた最大の功労者"テリー中本”のデザインで、1975年に発売され"L四天王"と呼ばれ愛されたカスタムモデル”L-51”、”L-52”、”L-53”、”L-54"の後継器。当時の音楽環境へよりマッチングするようにリデザインされ、1980年よりモデルチェンジしラインナップされました。柾目杢眩い高級エゾ松トップ、大きく柾目に配された高級ハカランダをサイド&バックに使用、バックはハカランダの3ピース構造です。マホガニーネック、黒檀指板&ブリッジ、メキシコアワビ貝を贅沢に配したヘッド装飾、メキシコアワビ貝指板&ブリッジインレイ、TM-30Gペグ、べっ甲柄ピックガード、メキシコ貝インレイトリム&ロゼッタ。四天王”L-53”の目を引く華やかなシェルインレイデザインを大きく引き継ぎながら、そのサウンドは新たにデザインされた後期”L-53”。よりクリアーで遠逹するトーンは、芯がありきらびやかで、”L"らしいゴージャスな響き。少しクローズドレンジにリデザインされ、より濃密にパワフルに真っ直ぐに響いてくれます。時に甘く艶やかに、時に轟々しく骨太に、プレイヤーのタッチを豊富なポテンシャルで表現してくれます。米国産ギターでは決して味わえないダイナミクスレンジに富んだ表情豊かな響きを魅せ、ジャパニーズサウンドここにありと芯から感じさせる1本です。トップクラック補修やブリッジ研削など幾らかの補修履歴は見られますが、いずれも丁寧に補修されています。また、全体的な塗装修正も見られますが、質感を損なわずキレイに仕上げられおり、サウンドキャラクターを損なう感じもありません。TM-30Gもしっかりとメッキと光沢を保っており美しい外観を助長しています。ネック周りのコンディションも素晴らしく、弾きやすいアクションをしっかりと保っています。愛でるもよし、かき鳴らすもよし、共に呑むもよし。憧れのテリー中本氏のサイン入り期のヤマハハカランダモデル、是非要チェックください。その他詳細はお問い合わせください。オリジナルカスタムハードケース付属
Condition:EX++
Top:Solid Ezomatsu
Side:Solid Jacaranda
Back:Solid Jacaranda/3pc
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Fingerboard Inlay:Abalone
Rosette:Abalone
Binding:White&Abalone
Machine Heads:TM-30G/Gold
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:44mm
Scale:651mm
Case:Original Hard Case