1970年代にカリフォルニア州サンフランシスコの楽器店でバンジョー・インストラクターをしていた若きリチャード・ケルセンが若いブルーグラッサーのために手頃な価格で良質なマンドリンを作ろうと心に決めたところからKentuckyマンドリンは生まれました。こちらは1990年代初頭のKM-1000。当器は1996年頃まで国産のマンドリンやバンジョーを製作する事で定評のあった春日楽器で生産していた時期の物になります。削り出し単板のスプルーストップ&削り出しのメイプルアーチバック、メイプルネックにエボニー指板。エボニー指板、ヘッドにはフラワーポットインレイ、15fジョイントのエクステンションネックで本格的な仕様を持っている事も嬉しいポイントです。トラスロッドカバーはMOPの物に交換してより華やかな印象です。他オリジナルでわずかなキズが見られる程度で製造年からすると大変綺麗な状態です。ただ所々塗装の白濁箇所が見られます。ネックコンディションも申し分なくストレートで大変弾きやすい状態で今後も安心してお使いいただけます。現在ではアジア製か高額な手工品、U.S物などで国産のこなれた価格の物がなかなか手に入りにくい状況です。ファットでエッジの効いたストレートな鳴り。国産のコンディションにすぐれたUSED品をお探しの方におすすめです。ハードケース付属
Condition:EX++
Top : Select Solid Spruce
Back and Side : Solid Maple
Neck : Maple
Nut width:28mm
Fingerboard : Ebony,MOP Dots
Bridge:Ebony
Scale:350mm
Finish : Sunburst
Case : Square Hard Case