"イギリスの製作家Paul Fischer (ポール・フィッシャー)。ハープシコード製作を学び、その後David Jose Rubio (デヴィッド・ホセ・ルビオ)の元で6年間修業し独立。本器はジャーマンスプルーストップ、ハカランダサイド&バックの1本。ホール内に「P.F.」スタンプ、ルビオデザインのロゼッタなどが見られ、独立後間もない1976年頃の作品と思われます。師匠譲りのずっしりとした濃い低音を持ち、尖り過ぎず雑味のない高音。ドライでストレートな響きは経年変化の賜物でしょう。トップ材はラッカー塗装からカシュ―塗装に塗り直し、ブリッジの弦止めはダブルホールタイプに改造されております。全体的にしっかりと弾き込まれたような印象で、年代相応の使用感はございますが、大きな傷、リペア歴などは見受けられません。その他ピックアップの取り付け痕が見られ、ボディエンドにはジャックサイズの穴が開いた状態です。国内製作家とはまた違った味わいのある本格派クラシックギター。オススメの1本です。
Condition:EX+++
Top:Solid German Spruce
Side:Solid Jacaranda
Back:Solid Jacaranda
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Jacaranda
Machine Head:Original
Fingerboard Inlay:none
Rosette:Rubio
Binding:Wood
Pick Guard:none
Pick up:none
Nut width:53mm
Scale:650mm
Case:Hard Case