四国/愛媛はエム・シオザキ弦楽器工房の塩崎雅亮氏。日本におけるビンテージギター研究家・製作家の先駆け的存在とも呼べる巨匠ながら、今なおその研究熱心な姿勢に陰りを見せない進化する国内有数・ベテランルシアー。本器は、幻のワイドボディ1936年式D-45Sスタイルの"D-5-1936 Wide Body Jacaranda"。1933年から1942年にかけて91本のみ製造された戦前のD-45のうち、1936年に2本のみ生産された(世界に2本しか存在しない)16 1/4インチ幅ワイドボディを持つ14フレットジョイントD-45スタイルモデル。2016年製極上USED品。最高のアディロンダックスプルーストップ、プレミアムフィギャードハカランダサイド&バック、ホンジュラスマホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、ロングサドル、彫金ウェバリーペグ、ハカランダ化粧板、ヘッドトーチインレイ、スノーフレークス指板インレイ、塗り込みセルロイドピックガード、アバロンロゼッタ&トリム、アイボロイドバインディング、トップ構造はアディロンダック素材の1936年式スキャロップド・エックスブレイシングとなっています。極上マテリアルを惜しげも無く使用した匠の業の逸品で、ニカワ接着、スチールTバーロッド仕様。また、オリジナルマーチンを基本としていますので、表板とボディのアバロンインレイ幅に変化を付けている点はもちろん、当時と同様にアバロンの種類を変えたり、縁取り木象嵌を工夫したり、細部まで出来る限り質感の再現が追究されています。奥深く響く渡るワイドボディのサウンド。それでいながらもたつかず空気をたっぷりと含んだオールドさながらの響きは、氏の研究の成果でファンの方々からは本家レプリカよりもビンテージに迫ると賞賛を集めます。クリアで芯があり、すっきりと抜けながら重厚感がある。ドレッドに求められる要素をしっかりと再現された逸品です。キレイに使用されており、大きく目立つ使用感も伺えないエクセレントコンディション。ネック周りも良好で弾きやすいアクションをしっかりと保っています。オリジナルを彷彿させる響きと質感は、ビンテージを知り尽くした塩崎氏にしか成せない業。ビンテージマニアをも唸らせる、リアルビンテージと呼ぶにふさわしいまさに至極の逸品と呼べる1本です。オリジナルハードケース付属(16 1/4"ワイドのため、スーパージャンボサイズのボブレンケースがオリジナルケースとなります。)
Condition:EX+++
Top:Solid Adirondack Spruce
Side:Solid Premium Jacaranda
Back:Solid Premium Jacaranda
Neck:Honduras Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Waverly/Gold
Fingerboard Inlay:Style-45 Snowflakes
Rosette:Abalone
Binding:Abalone&Wood
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:44.5mm
Scale:645.2mm
Case:Original Hard Case