四国/愛媛はエム・シオザキ弦楽器工房の塩崎雅亮氏。日本におけるビンテージギター研究家・製作家の先駆け的存在とも呼べる巨匠ながら、今なおその研究熱心な姿勢に陰りを見せない進化する国内有数・ベテランルシアー。これまであらゆる年代の特徴を忠実に再現したMartin Guitarレプリカの製作や、自身の解釈や発展を大きく取り入れたオリジナルモデルの製作など多岐にわたえる作品を産み出しています。本器は、1968年製スタイル45にフォーカスした"D-5 1968 -Mint Collection-“。特徴的な構造はもちろん、使用マテリアルやネック形状や外観に至る細部までこだわり抜かれた1本。美しい柾目杢のトリファイドジャーマンスプルーストップ、黒々とした上質なハカランダサイド&バック、ワンピースマホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、グローバーミルクボトルゴールドペグ(ニューオールドストックパーツ)、ヘキサゴン指板インレイ(オリジナルオールドシェル)、アバロンロゼッタ&トリム、メイプルスモールブリッジプレート、モザイクバックストリップ、ハカランダヘッドプレート / アバロントーチインレイ、オールドブリッジピン&エンドピン(オールドストックパーツ)、ブラックピックガード、スクエアロッド、ノンスキャロップドXブレイシング。楽器の顔付きを決める指板のヘキサゴンインレイには73年製のオリジナルオールドシェルを使用した、限定的にしか製作し得ないリアルパーツを取り入れた究極の1本。角が丸く厚みのあるヘッドや、ボックスエンドグラフト、ニューオールドストックの70sミルクボトルグローバ、当時のオリジナル供給ストックパーツのブリッジピン&エンドピン、塗装下の塗り込みピックガードなど、当時のスペックへのこだわりが随所に見られます。全体的な焼け感やウェザーチェック、ダメージの度合いなど、エイジングレベルはヴィンテージギターのミントコンディションを再現。豪快なストロークがよく似合うノンスキャロップブレーシング特有のコシの強いパワフルな響き。芯のあるロングサスティンと、装飾類をまとった上位機種ならではの煌びやかさも持ち合わせ、まるでヴィンテージギターそのものかのようなの枯れ感、空気感とともに大音量で響かせてくれます。この上ないスペックと高い当時再現度を誇る至高の1本。是非お手元に。
Condition:NEW
Top:Solid Torrefied German Spruce
Side:Solid Jacaranda
Back:Solid Jacaranda
Neck:Mahogany
Head Top:Jacaranda with Abalone Torch Inlay
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Grover Milk Bottle Gold (70s New Old Stock Parts)
Fingerboard Inlay:73’s Original Old Abalone/Hexagon
Rosette:Abalone
Binding:Abalone Trim/White binding
Pick Guard:Black
Pick up:none
Nut width:43mm
Scale:645.2mm
Case:Original Hard Case