2012年に発表された「Zolo 17Band EQ」以来、7年の歳月を費やして完成した本機は、10バンドクラスのEQの中で
最小サイズのグラフィックイコライザーです。
10本のEQスライダーの中心周波数は「31Hz, 63Hz, 125Hz, 250Hz, 500Hz, 1kHz, 2kHz, 4kHz, 8kHz, 16kHzとなっており、
箱鳴り感を演出する31Hzからはじまって、弦の金属的なプレゼンス感をコントロールする16kHz付近までのギター、ベース共に重要な帯域を、コンパクトエフェクタークラス最高の±18dBにてブースト/カットが可能です。
レベル調節のスライダーはEQの設定に干渉せず、純粋な音量のみのブースト/カットが行えます。
同時に極めてローノイズ化してあるため、フェーダーを全て0%にすることでローインピーダンス化する良質なバッファーとなります。そこからまずは、赤色(青色LED)のフェーダーコントロールを左から順に一つづつブースト/カットして頂くことでそれぞれが 聴覚的にどのような周波数域に作用するかすぐにご理解いただけると思います。白色LEDのLevelコントロールはPost-Boost/Cutとなっており、全てのバンドでの設定を終えられた後に、そのどれもに干渉せずに音量をブースト/カット変更できます。
このエフェクターは10Bandクラス唯一の通常の9Vアダプターや9V電池が使用可能な特徴があり、内部回路で駆動電圧が2倍となる昇圧回路が組み込まれていることで、Gain(Pre-Gain)のようなコントロールがなくても、9~18Vアダプターまで好きな駆動電圧を選択することでどのシチュエーションにも必要十分なヘッドルームにおいてクリーンな歪み感のない、純粋に周波数を加工したサウンドをアウトプットします。これはギターでの使用のみならず、ベースをはじめとした他の電子楽器と抜群のマッチングを示します。