四国/愛媛はエム・シオザキ弦楽器工房の塩﨑雅亮氏。日本ではビンテージマーティン研究家・製作家の先駆け的存在とも呼べる巨匠ながら、今なおその研究熱心な姿勢に陰りを見せずトップを走り続け進化する世界に誇るベテランルシアー。M.Shiozakiブランドは塩﨑雅亮氏によってすべての工程を製作するブランドです。本器は2016年製の作品、USED。オリジナルD-45の中で現存する1本、初期イーグルスに在籍していたバーニー・レドンが所有していた事で有名な"#75100"を実器採寸し再現製作された1940年仕様のスペシャルな1本です。トップにはうっすらとベアクロウの浮き出た美しい杢の最高級アディロンダックスプルーストップ、濃い色味で美しい柾目杢のプレミアムハカランダサイド&バック、42.9mmナット幅ホンジュラスマホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、ロングサドル、彫金ゴールドカラーウェバリーオープンペグ、トートイズセルロイド＆キューバンマホガニー天神板、ヘッドトーチインレイ、ヘキサゴン指板インレイ、アンダーフィニッシュ・セルロイドピックガード、アバロンロゼッタ&トリム、アイボロイドバインディング。トップ構造は実器より採寸された配置のリアシフテッド・スキャロップド・エックスブレイシングです。最高級のアディロンダックスプルース＆ハカランダを贅沢に使用し、ニカワ接着、スチールTバーロッドという仕様。表板とボディ側裏とのアバロンインレイは幅に変化を付けている点はもちろん、当時と同様にアバロンの種類を変えたり、縁取りパーフリングの木象嵌を工夫したり、細部もトコトン質感を再現しています。39年以降のリアシフトX＆42.9mmナットワイド期ならではの芯とコシの強調されたハリのあるサウンド。各弦ごとに時間差で幾重に膨らむ倍音は塩崎氏にしか再現できない、リアルな45サウンドです。部分的な経年によるわずかなラッカーチェック、良く見れば確認出来る程度の擦り傷などは見られますが目立った使用感は全くなくとても素晴らしいコンディションをキープした極上品。プレイコンディションも申し分なく、ネックの状態も良好、弾きやすくセットアップされており気持ちよく演奏出来ます。ハードケース付属です。

Condition:EX+++
Top:Solid Premium Adirondack Spruce
Side:Solid Premium Jacaranda
Back:Solid Premium Jacaranda
Neck:Honduras Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Waverly/Gold(engraving)
Fingerboard Inlay:Style-45 Old Style Hexagon
Rosette:Abalone
Binding:Abalone&Wood
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:42.9mm
Scale:645.2mm
Case:Original Hard Case