神奈川相模原にてルシアー"小林良輔"氏により製作される"Ryosuke Kobayashi Guitars"。数々の著名な作家を輩出しているアメリカのロバート・ベン・スクールでギター製作の基礎を学び、国内のベテラン最高峰ルシアー杉田健司氏(スギクラフト)に師事。後にカナダのルシアー、サーゲ・デ・ヤングの工房ではさらに別角度からの技を磨き上げ、満を持して独立。2019年には自身が製作した作品のギターが「JAPAN WOOD DESIGN AWARD 2019/ウッドデザイン賞」を受賞。最も拘られている楽器の音色へのアプローチもさることながら、緻密かつ抜きに出た高い木工技術とアート性の高いデザインなど高く評価されています。本器はUSED、2018年のオーダーメイド作品。カスタムオーダーノンカッタウェイボディモデルの"RS RF Birdseye Maple"。現在ではオーダー率が高く大人気であるRSボディーはDサイズほどの胴厚とボディ幅を持ちながらもしっかりとしたくびれがあり、圧迫感が過ぎないボリューム&レンジ感と抱え心地を両立した秀逸なシェイプです。トップには全体にベアクロウ杢の浮き出た極上シトカスプルース、サイド&バックとヘッド裏の化粧板には氏のプライベートストック材であるトリファイドされた 美事なバーズアイメイプルを贅沢に使用。マホガニーネック、ゴージャスな杢のスネークウッド指板&ブリッジ、スネークウッド・ヘッド天神板&ロゼッタ&バインディング、ゴトー製マグナムロック式510クロームペグ、Barberaピックアップ搭載。ボディ塗装は質の高いセラック仕上げです。モデル名にある"RF"はレイズドフィンガーボードを意味し、ハイポジション操作性の安定感とネック仕込み角度によるテンション調整が意のままで、高いプレイアビリティを実現する特長的な仕様です。サイドサウンドポートの面出しの美しさや、均整に削られたサウンドホールのラウンド加工、均一整えられたブリッジ角やネックヒールの削りなど、、思わず見入ってしまう様な高い木工技術と、それらに負けないサウンドメイクにも素晴らしいものがあります。重厚で芯があり、どこまでも伸びるロングサスティーン、耳障りな金属音の無いナチュラルでクリアなサウンドは小林氏特有のもの。このトーンはドロップしたチューニングにも及びます。低音から中音域までの引き締まったパンチとすっきりと際立つ倍音、ブライトに響き渡る高音が印象的な1本です。サイドポートから弾き手に伝わるサウンドも最高のトーンで届けられ、聴くにも弾くにも素晴らしい心地良さです。また、本器はナイロンクロスオーバーモデルでも用いられているBarbera Transducer Systemsを搭載。パッシブタイプながら高出力で低ノイズ。ピエゾ感の少ないナチュラルなサウンドで生鳴りとの相性もよく、ラインサウンドも実用的で目を見張るものがあります。2018年製の作品ですがとても大事に使用されてきた個体でサウンドホール回りやネック裏、各所に見られるわずかな擦り傷などセラックであるが故の致し方ない小傷は見られるものの、使用感は極めて少なく素晴らしいコンディションをキープ。ネックもストレートで出荷時の弾きやすい状態がキープされた極めて良好な状態。外観・サウンド・実用性共に見どころが盛りだくさんの本器。現在新規オーダーは約2年待ちの人気作家です。あらゆる箇所にオプションを加えた贅沢な一品です。小林さんファンの方、ぜひお見逃しなく。
*当店ではRyosuke Kobayashi Guitarsのカスタムオーダーを受け付けています。詳しくは梅田店までお気軽にご相談ください!!
Condition:EX+++
Top:Solid Bearclaw Spruce
Side:Private Stock Solid Torrefied Birdseye Maple
Back:Private Stock Solid Torrefied Birdseye Maple
Neck:Mahogany
Fingerboard:Snakewood
Bridge:Snakewood for Barbera PU
Machine Head:Gotoh 35G510 MG X-Chrome / Wooden Buttons
Fingerboard Inlay:none
Rosette:Snakewood
Binding:Snakewood
Pick Guard:none
Pick up:Barbera Transducer Systems
Nut width:44.5mm
Scale:645mm
Case:Original Hard Case