1977年のブランドデビュー以来、多くのアコースティックギターファンやミュージシャンたちに支持されているヘッドウェイギター。ATBは工場長、百瀬恭夫氏のもとで十年のキャリアを積んだ職人集団"飛鳥チーム"でも選りすぐりの職人で製作するラインです。本器は2019年に20本のみ限定にて製造された”HOM-115DB II”。2019年製のUSED品です。50年以上シーズニングされた古材のレッドスプルースをトップを使用、希少で重厚なキングウッドをサイドとバックに使用、バックは3Pでセンターにグラナディロを使用しています。1Pホンジュラスマホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、オリジナルオープンゴトーペグ、ダイアモンド指板シェルポジション、オリジナルべっこう柄塗りこみピックガード、ヘリンボーントリム、アイボロイドバインディング、Advanced Rear Shifted X Bracingを基にやや前方向へずらし、素材にアディロンダックスプルース材を使用したスキャロップドセミリアシフトブレイシング。OMをベースにDサイズのボディ厚を持たせた厚胴仕様、このモデル用にセミARSブレーシングを設計され採用しています。ボディ自体はHFシェイプで立ち上がりの速さを確保しながら、より深い低音やサスティーンを狙っての設計です。ボディに使用されているキングウッドやグラナディロ、ギターではあまり馴染みのない木材ですがオーボエやクラリネット等の管楽器や家具ではよく使用される木材。どちらも比較的硬く重厚な特性を持っておりサウンドにもその傾向が表れています。質量感のある深いサウンド、輪郭のあるヘッドウェイらしい音の出方、のびのびとした音色を響かせてくれます。セミARSブレーシングによってバランスの整ったサウンドメイク、サスティーンもやや長め。トラディショナルな115でも挑戦的なアプローチを存分に盛り込んだ1本です。ネックヒールサイドにはが後付けにてウェーバリーのウッドストラップピン取り付けられています。ヘッド表の艶消し仕上げの一部がわずかテカっていますが、その他は表面的な薄傷程度で殆ど使用感の薄い極上コンディションの個体。フレット減りもほぼなくネックコンディションも非常に良好とプレイコンディションも整っている1本。エキゾチックな杢目にも目を惹かれるギター。通常の115とはまた違った楽しみ方も出来る1本。是非お手元でお楽しみ下さい。オリジナルハードケースが付属します。
Condition:EX+++
Top:Solid Dead Stock Red Spruce
Side:Solid Kingwood
Back:Solid Kingwood Center Solid Granadillo
Neck:Honduras Mahogany 1P
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Gotoh/Gold
Fingerboard Inlay:Diamonds Pearl
Rosette:Black&White
Binding:Ivoroid/Herringbone
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:43mm
Scale:648mm
Case:Original Hard Case