ヤマハLシリーズはLuxuryの名を冠された高級シリーズ。現在でも脈々とLシリーズは受け継がれており、その名に恥じないヤマハ独自の仕様をふんだんに盛り込んだ人気のシリーズです。L-10は1975年に発売開始された人気の単板ドレッドノートモデル。本器は1980年までの前期型の1本。エゾ松トップ、ハカランダサイド&バック、マホガニーネック、黒檀指板&ブリッジ、オリジナルゴールドロトマチックペグ、オリジナル音叉マーク入りロッドカバー、オリジナルウッド指板インレイ、寄木ロゼッタ、ベッコウ柄ピックガード、ノンスキャロップブレイシング。前期型の特徴として指板インレイの位置や材質、ペグの形状の違いなどありますが一番はサイドバック材が違う点が挙げられます。後期はパリサンドルまたはパリサンダーと呼ばれる材を使用しています。前期型は今では考えられないハカランダ単板を贅沢にもサイドバックに使用。当時だからこそ出来た仕様と言えます。この時期のヤマハ独特のガシャンとガラスを割ったような、クリアでボリューミなサウンドが持ち味な本器。後期型と比べても煌びやかで非常に抜けの良い、鋭い音色を出すことが出来ます。音色も太く芯が強いサウンド、この時期のギターでしか出し得ないフォーキーなサウンドを奏でることが出来ます。ヘッドトップに極僅か塗装が浮いた跡、サウンドホール周りにピックでの薄い弾きキズやボディに数か所の細やかな当てキズなどが見られますが、年代を考えると比較的キレイなコンディションをキープされている本器。ネック周りの演奏性も良好に保たれており、フレットもやサドルの高さもまだ残っているなどプレイコンディションもキープされている演奏性良好なジャパンオールドギターです。製造から40年余り経過していることを考えると綺麗なコンディションをキープされているLシリーズ。当時憧れだった方、古き良きジャパンフォークがお好きな方に一度体感して頂きたい1本です。是非お手元で体感して下さい。
オリジナルハードケースが付属します。
Condition:EX++
Top:Solid Ezomatsu
Side:Solid Jacaranda
Back:Solid Jacaranda
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Original/Gold
Fingerboard Inlay:Wood
Rosette:Wood Mosaic
Binding:White/Wood Mosaic
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:44mm
Scale:651mm
Case:Original Hard Case