高知生まれ、高知在住のベテランルシアー”川田一高”氏。故 田村満氏に師事し1974年に独立、それから40年以上製作し続けており累計1500本以上ものギターを手掛けてきました。トーレスやブーシェ等の名工達の楽器にも深い造詣をもっており日本トップクラスの名工と言っても過言はありません。本器はシダーココボロ仕様の”SKW-75”。2020年製USED品です。レッドシダー表板、ココボロ側板(ボディ内側にメイプル材のダブルレイヤー)、ココボロ裏板、セドロ棹、黒檀指板、ハカランダ駒、ゴトー510糸巻アルミ軸、52mm幅ナット、650mm弦長、カリン材バインディング、セミレイズドフィンガーボード仕様、スペイン式一本棹工法、ラティスブレーシング、オールセラック塗装。弾いた際にまず感じられるのがボリューム感、レスポンスの良さ。軽いタッチにも反応し、繊細なタッチに追従出来るポテンシャルを持っています。音色も太く、ボディ全体で響いているような振動感。空気感を纏った分離の良いサウンドがクリアに響き渡ります。ここまでの反応性や遠達性、音量は材だけではなく構造までもしっかりと考えられたモノということが感じられます。ボディトップ面に極わずかな擦りキズやサウンドホール付近に爪が当たったような当てキズ、その他1弦側肩の箇所に細やかな当てキズが見られます。バック面には僅かにセラックが反応した箇所が見られますが、全体的に非常にキレイな状態を保たれている本器。プレイコンディションも良好に保たれた1本です。名工達の構造に通じ、長年研鑽を積んできたベテラン製作家の作品。このクオリティの高さを是非ご体感下さいませ。セミライトケースが付属します。
コンディション:EX++
表板:杉
側板:ココボロ(内側にメイプルのダブルレイヤー)
裏板:ココボロ
指板:エボニー
下駒:ハカランダ
指板幅:52mm
弦長:650mm
セミライトケース付属