長野の名工、石井栄氏の2016年の作品。No.60号を元に630mmスケールで製作した1品です。スプルース表板、ローズウッド側&裏板、エボニー指板、ハカランダ駒、セドロ棹、ゴトー糸巻、ウッドロゼッタ&バインディング、ナット幅50ミリ、弦長630ミリ仕様、トップはシェラック、サイドバックはラッカー仕様です。茶位工房へ師事した後、八十年代には自身の工房を開いていたベテランのギターです。確実な作りはもちろん、楽器自体はとても軽量で良い印象を覚えます。ネック形状や少しだけ短いスケールも日本人の体型にフィットしやすいと思います。シェラックが故のサウンドホール回りのわずかな擦れ、全体的な細かい擦り傷などはありますが使用感は大変薄い美品です。演奏性は素晴らしくとても大事に使用されてきたものだとわかります。軽やかで、じんわりと来るスペインの良質なギターを連想させる響き。汎用セミハードケース付属。
コンディション:EX+++
表板:松
側板:ローズウッド
裏板:ローズウッド
指板:黒檀
下駒:ハカランダ
指板幅:50mm
弦長:630mm
汎用セミハードケース付属