群馬にて増田明夫氏が製作する"Water Road Guitars"は、"音、弾きやすさ、デザインへのこだわり"を概念にオンリーワンのカスタムを製作しています。フィンガーピッキングに特化したギターを追求、極上マテリアルを最大限に活かした溢れる倍音と美事な象嵌、稀代の天才が造り出す日本が誇るルシアーギターです。本器は2021年10月に東京にて増田氏を含む7人の国内ギタールシアーと招聘アーティスト、有志によって開催された「Boutique Guitar Lounge」のため製作され話題を集めた作品の実機です。人気のDeepArteボディーをベースにトップに配されたアラスカブルースプルース。この材は長年の偶然が生んだ産物。アラスカ南東部のロガーやフィッシュトリッパーはおよそ20世紀にかけて伐採キャンプとしてフロートハウスの水上にて生活していました。このフロートハウスとして使われていたアラスカのスプルースは半世紀以上塩水に浸かり浮力を増し、大きな鉄の杭を打たれることにより鉄分の酸化などの化学変化により独特の青みと灰色みえお帯びた神秘的な材へ変化しました。非常に限られた資源で需要が高くあらゆる偶然が生んだ奇跡の材と言えます。青グレー掛かった色味は天然の物です。サイドバックには紀元前およそ3000年前のボグオークを使用。ボグとは沼という意味でおよそ5000年もの間イギリスの沼地に沈んでいた奇跡のオーク材。本来ならそれぞれに一般材と組み合わせても驚くべきものですが、大変貴重な材同士を贅沢に1本に組み合わせてしまう発想が驚きです。ボグオーク指板&ブリッジ、ホンジュラスマホガニーネック、妖艶にオーラーをまとう色味に合うブルーラインのボディーウッドトリム、ターコイズをあしらったトップ面のロゼッタとカッタウェイ&エンドポイント、ブリッジピン。ハカランダとはまた違った味わいを持った音色でブレのないコシのある音芯ながら抱擁感が強く、横方向に綺麗にほぐれていきます。メロディーラインが埋もれない音像ながら強いアタックにも許容があり、トラディショナルブランドのVINTAGE品をアタックした時のような懐の深さも持ち合わせます。これまでのWaterRoadを所有するユーザー様にも新しい風を感じる魅力的な作品です。限られた資源での特殊なモデル。オリジナルのブルーカラーシェルハードケース付属です。
Condition:NEW
Top:Solid Alaska Blue Spruce
Side:Solid Bog Oak(BC3,000)
Back:Solid Bog Oak(BC3,000)
Neck:Honduras Mahogany
Fingerboard:Bog Oak
Bridge:Bog Oak
Machine Head:Gotoh510H.A.P.A/Ebony
Fingerboard Inlay:none
Rosette:Torquoise
Binding:Ebony & Blue Line Wood Trim
Pick Guard:Clear
Pick up:none
Nut width:44mm
Scale:647.7mm
Case:Original Hard Case