埼玉県所沢市に工房を構える西野手工工房。主宰である西野春平氏は1965年よりギター製作を開始し、69年に同工房を設立。ギター製作52年のキャリアを持つ巨匠ギター製作家の一人です。本機は2006年製の中古品ナイロン弦での製作が有名な方ですが、スティール弦も稀に作品として出てきます。本器は2006年に製作された作品でトラディショナルなドレッドノートスタイルの1本。スプルーストップ、ローズウッドサイド&バック、マホガニーネック、エボニー指板、ローズウッドブリッジ、べっ甲柄ピックガード、メイプルウッドバインディング、ペグにはゴトー製のロトマチックロック式のチューナーが取り付けられています。指当たりが良く滑らかな立ち上がりで見た目以上にまとまりが良くクリアです。しっかりと振り切ったストロークからシャープに引き分けたアルペジオまで音のキャラクターがブレることなくしっかりと出てくれ見た目以上の弾きやすい感覚があるギターです。ヘッドプレートの細かい傷やピックガード付近の弾き傷、その他各所にポツ傷が見られますが、木部割れなどの症状はなく良好なコンディションです。ヒールキャップにストラップピンマウント、エンドジャックは拡張されL.R.BaggsのI-Beam Passiveが取り付けられています。国産手工品としては比較的お手頃な価格という点も魅力ではないでしょうか。ハードケース付属です。
Condition:EX+
Top:Solid Spruce
Side:Solid Rosewood
Back:Solid Rosewood
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Rosewood
Machine Head:Gotoh Rotomatic Lock Type
Fingerboard Inlay:MOP Dots
Rosette:Black
Binding:Maple
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:L.R.Baggs I-Beam Passive
Nut width:44mm
Scale:640mm
Case:Hard Case