Yokoyama Guitarの横山正氏がモーリスでチーフクラフトマンとしてカスタムギターの製作を行っていた頃の最高級カスタムです。ベースは当時のM8001(当時定価800,000円)がベーシックとなっています。トップにまろやかな肌のジャーマンスプルース、サイド&バックはハイグレードの単板ハカランダが使われています。マホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、オリジナルゴトー510HAPペグ、モーリス&フラワーアバロンロゴ、ハカランダ化粧板、パールとアバロンでバードをあしらった豪華極まりないオリジナルツリーオブライフ指板インレイ、アバロンロゼッタ、アバロントップ&サイド&バックパーフリング、メイプルウッドバインディング、ブリッジにもアバロンシェルは埋め込まれています。ボディのインナーラベルには保苅氏のサインが書かれていますがモーリス工場内に残された記録の中で横山氏が製作されたという資料が残っており確認が取れています。ドロップチューニングにも対応できる十分な弦テンション、ハイポジションまで均一で薄いネック形状など、フィンガースタイルやフォークソングのアルペジオにフィットします。もちろん色々なジャンルでお使いいただける上質のギターです。キンと角が立った輪郭のあるハカランダ単板の明瞭なサウンド、重厚でしなやかな立ち上がりと包み込む倍音、音色にガサつきがなくしっとりと上品に包み込む音色はさすが最高級モデルの風格です。ヒールキャップにストラップピンマウント、ピックガードはオリジナルの薄手のべっ甲柄のものからTOR-TISにグレードアップ、ブリッジ部分はテンション取りのためわずか削られています。ペグの少々のメッキはがれ、ボディトップの6弦側の膨らんだ部分端に塗装のムラがありますが木部に影響するものではなく、使用には問題ありません。プレイコンディションもしっかりセットアップされており良好。上記以外では大きく目立った傷はなくとても良いコンディションです。職人技ならではのキメ細やかな音色と木工。モーリスファンは元よりウッドマテリアル、豪華なシェルワーク両面とっても見逃せない1品です。
Condition:EX+
Top:Solid German Spruce
Side:Solid Jacaranda
Back:Solid Jacaranda
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Fingerboard Inlay:Shell
Rosette:Shell
Binding:Wood
Machine Heads:Gotoh510 HAP/Gold
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:43mm
Scale:652mm
Case:Original Hard Case