2016年に製造された百瀬恭夫氏(Headway)と弊店とのコラボレーションモデル。大変希少なUSEDアイテムが入荷しました。コアなビンテージギターファンの心をも鷲掴みにするマニアックなスペックに仕上げたカスタムギターです。14フレットジョイントが誕生した、マーチン社にとってもターニングポイントとなった1934年に着目したスペシャルな一本です。トップに最高のアディロンダックスプルース、サイド&バックも当時のマーチンギターに採用されていたような質感の柾目ハカランダを使っています。ワンピースホンジュラスマホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、ロングサドル、ウェバリーペグ、ダイアモンド指板インレイ、オールドスタイル・ベッコウセルピックガード、ヘリンボーントリム、アイボロイドバインディング、ジグザグバックストリップ、スキャロップド・エックスブレイシング、エボニーロッド、ラッカーフィニッシュ、前オーナーによりヒールサイドにはブラックカラーのストラップピンがマウントされています。このギターは1934年製のマーチンD-28に倣い、最初期のエボニーネック芯やオープンバックペグ、実寸約44.5ミリのトライアングルネック、トップ構造にD-18やD-28にも共通する1934年式の幻のブレイシングパターンを再現しました。数々のカスタムギターを手がけてきた百瀬氏にとっても新鮮なディテールです。鉄製ロッドと比較すると、エボニーを加工したロッドはウォームでジューシーな響きが特長です。またトーンバランスの良さやボディとネックの重量バランスが整うことから、エボニーロッド期を好むビンテージマニアも居るほどです。目の前が一気に開けるように鮮烈な出音で、新しい楽器とは思えないくらい落ち着いた音がします。余韻が深く、ファットで、とにかく圧倒的なボリュームです。演奏に支障がないレベルのフレット減り、ピックガード横に極小の軽微な打痕が見られる程度でその他はヘッドとボディーの細かい擦り傷程度のほぼ使用感の薄い極上美品です。ネックアングルもストレートでプレイコンディションも大変良好です。洗練されており、ドレッドノートに期待したい要素と、夢が満杯に詰め込まれたパワフルなサウンドのギター。"日本人が創る、Martinに迫るDreadnought"。すべてのアコースティックギターファンの方へお勧め出来る素晴らしい作品です。
Condition:EX+++
Top:Solid Adirondack Spruce
Side:Solid Jacaranda
Back:Solid Jacaranda
Neck:Honduras Mahogany 1Pc.
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Waverly/Nickel
Fingerboard Inlay:Slotted Diamonds(Abalone)
Rosette:White&Black
Binding:Ivoroid&Herringbone
Pick Guard:Tortoise Color(Old Style Celluloid)
Pick up:none
Nut width:44.5mm
Scale:645mm
Case:Original Hard Case