京都の工房『占部弦楽器製作所』にて占部英明氏、息子の直宏氏により産み出される"URABE ウクレレ"。主宰を務める英明氏は若年期に演奏家の経験を経て、クラシックギター製作家"庄司正雄"氏に師事。その後"Chaki"の黄金期での製作、80年代には木工技術が認められ寺院建築、仏具など重要文化財などの修繕、楽団の生楽器の修理なども勤めていました。孫のウクレレを製作した事をきっかけに1997年よりウクレレ製作家として旗揚。現在ではヨーロッパなど世界より注目される完全ハンドメイドにて製造される日本を代表するウクレレブランドとして知れ渡っています。本器は占部氏のウクレレの中でも最も人気のミディアムシェイプ。ソプラノとコンサートの中間ボディサイズでスケールはコンサートサイズです。2005年に製作されたUSED品です。レースウッド単板をボディートップ、横、裏の全面に使用、うろこ状に杢が広がり角度によって異なる反射をする美しい材です。同じくレースウッドネック、ローズウッド指板&ブリッジ、アバロン指板インレイ&ヘッドロゴ、ロゼッタ、フリクション型ペグ、0フレット仕様。写真でも確認できますがトップ1弦側ブリッジ横付近に浅いこすり傷がありますが使用には支障はありません。その他は傷も少なく大事に使われてきたと伺える個体でとても良い状態がキープされています。占部ウクレレは比較的ハイファイな音色の個体が多い中、甘く落ち着いた優しい響きの本器。柔らかな響きですがハイポジションに動いても音色は太くソロプレイでも満足の音色がでます。男性にも女性にも扱い易いサイズ感で、演奏性も抜群です。現在では手に入らないオリジナルの角型ハードケースも付属しています。
ジョイント:14F/トータル:19F
Condition:EX+
Top:Solid Lacewood
Side:Solid Lacewood
Back:Solid Lacewood
Neck:Lacewood
Fingerboard:Rosewood
Bridge:Rosewood
Machine Head:Friction Silver Black Knobs
Fingerboard Inlay:Dots/Abalone
Rosette:Abalone
Binding:W&B
Pick up:none
Nut width:36mm
Scale:392mm
Case:Original Hard Case