京都下京区の工房にて占部英明氏、息子の直宏氏によって製造される完全ハンドメイドウクレレ。父英明氏はクラシックギター製作家「庄司正雄」氏に師事し、その後Chakiの黄金期での製作を勤め、80年代には寺院建築・仏具など重要文化財の修繕や楽団の生楽器の修理などを手掛けていました。1997年よりウクレレ製作家として旗揚し、現在は年間におよそ120本ものウクレレを製作する、ヨーロッパをはじめ世界から注目される巨匠ウクレレブランドとなっています。本器は、生前親交が深かった人間国宝”黒田辰秋”氏から譲り受けた秘蔵の栃材、通称”黒田栃”をトップに惜しげなく使用したテナーサイズ"T-44 CDX Kuroda Tochi Custom Hotaka Inlay"。リンデンサイド&バック、リンデンネック、ローズウッド指板&ブリッジ、ゴトーゴールドペグ、アバロントリム&ロゼッタ。ネックからヘッドにかけてのバインディング、ヘッドにはインレイ職人加藤穂高氏による繊細で美しいインレイが施された豪華な仕様。穂高氏はギブソンのモンタナ工場創設よりギブソンアコースティックのカスタムショップを支えたギタービルダー"レン・ファーガソン"氏に師事した経歴を持ちます。ギター界を代表する巨匠直々に1からインレイ技術を学んだ唯一の日本人です。ハリのあるクリアなサウンドで、豊かな倍音感を持った心地よい響き。テナーサイズならではのボリューム感を持ちながら出音のバランスが良く整っていて、様々なジャンルに合わせてお使い頂けます。美しい外観に美しいサウンドを併せ持つ、贅沢な1本です。
Condition:NEW
Top:Solid Kuroda Curly Tochi
Side:Solid Linden
Back:Solid Linden
Neck:Linden
Fingerboard:Rosewood
Bridge:Rosewood
Machine Head:Grover/Gold
Fingerboard Inlay:Dots
Rosette:Abalone
Binding:Black&White
Nut width:36mm
Scale:432mm
Case:Gig Case