ナチュラルカラーギブソンの本命"J-50"。戦後、サンバーストで誤摩化す必要のない良質のスプルースを採用したJ-50というモデルが本格的に流通し始めたのは1947年の事。初期Bob Dylanの歌を支えたギターとしても有名です。本器は1947年スタイルのカスタムショップ製モデル"1947 J-50"。トップには近年注目を集め他のギターメーカーでも採用されているエイジング加工材、"サーマリー・エイジド"処理が施されたシトカスプルースを使っています(木材を熱と圧力による加工でエイジング処理を行い経年した様な質を特性に持つスプルースで、ビンテージギターのようなトーンを生み出すことに成功しています)。濃い色味にカラーリングされたマホガニーサイド&バック、マホガニーネック、ローズウッド指板&レクタングルブリッジ、レトロな三連ペグ、1946-47年頃の短期間に見られるバンナーロゴ無しスクリプトヘッドロゴ、ベッコウセルスモールガード、3プライシングルリングロゼッタ、シングルバインディング(通常J－50スペックとは異なるオリジナルオーダースペック)、意図的に光沢を抑えたVOSセミグロスフィニッシュ、スキャロップド・ワイドエックスブレイシング。ネックは手の平に馴染むナット幅44ミリ弱のラウンド型となっています。こだわりのディテールを盛り込んだデザインはもちろん、既存のモデルとは一線を画すレスポンスと音圧が魅力的。新品でありながら倍音の整ったビンテージボイスを引き出せているのはサーマリーエイジドスプルースのおかげです。ふくよかな低倍音と歯切れがよくファットなアタックは40年代サウンドに限りなく近づいた逸品に仕上がったと思います。このギターはギブソンモンタナファクトリー訪問時に製作を依頼した特別なモデルで、マンスリーリミテッドとして実現した本モデルの取扱は日本国内では弊社のみです。ビンテージデザイン、そしてビンテージサウンドを追求し拘りぬいた納得の仕上がり。当時のフォークファンにとっては間違いなく胸が高鳴る"あのルックス"な魅力のギターです。本数限定のオーダーモデルで、素直にギターとしても好感を覚える自信の仕上がりです。本器にはL.R.Baggs社製Lyricマイクシステムが搭載されています。マイクでしか得られないあの空気感を求めるアコースティックギタープレーヤーのために開発されたマイクのみのシステムです。超生音指向でありながら高いハウリング耐性を持ち、そのギターが持つクセもナチュラルに表現します。今のサウンドに疑問や不満があったり、レコーディングでマイクを使用した生音感を求めるギタリストへお勧めです。 ライブからレコーディングまで、即戦力の高品位アコギに仕上がっています。



Condition:NEW

Top:Solid Thermally Aged Sitka Spruce

Side:Solid Mahogany

Back:Solid Mahogany

Neck:Mahogany

Fingerboard:Rosewood

Bridge:Rosewood

Machine Head:Golden Age Tuner/Nickel

Fingerboard Inlay:Dots(Pearl)

Rosette:White&Black 3-ply

Binding:White 1-ply

Pick Guard:Tortoise Color

Pick up:L.R.Baggs/Lyric

Nut width:43.8mm

Scale:628.65mm

Case:Original Hard Case