今もっとも脂の乗った製作家のひとりともいえる"Stephan Marchione(スティーブン・マルキオーネ)"の作品。数々の有名ビルダーを輩出したPensa Suhr在籍後、1993年に独立して自身の工房を立ち上げ、2001年からはテキサス州ヒューストンでアーチトップ、ソリッド、クラシック、バイオリン等、アコースティックでは馴染みが薄いですが、何でも製作出来るマルチなルシアーとして知られています。これは2007年に作られた黒で、マルキオーネ氏本人が自分用に持っていたものを頼み込んで譲り受けた一本です。イタリアンスプルース表板、側/裏板は黒黒とした極上のアフリカンブラックウッドが贅沢に使われています。セドロネック、エボニー指板、ハカランダ駒、ローズウッド口輪/鉢巻、オリジナルチューナー、53mm幅ナット、660mmスケール仕様、フレンチポリッシュ仕上げ、トップ構造は伝統的なファンブレイシングです。ストックしている材料の中でも秘蔵のものがそれぞれに使われていて、遠目に見ても美しいギターだということがすぐにわかるくらいの気高さがあります。とにかく線が太くて、散らからず、トーンウッドにあえて比重の大きい材が使われているのだけれど、モタつきのない立ち上がりです。音を出してみた人は、いかに個性的で、水準の高いところで釣り合いがとれて整った音色だということを感じるはずです。勿体ぶらずに弾かれてきたギターなので小キズはありますが、理想的な操作性だと思います。何よりこの楽器に触れられることに意味があると思います。国内流通は滅多にありません。詳細はお気軽に問い合わせ下さい。





表板：イタリアンスプルース

側板：アフリカンブラックウッド

裏板：アフリカンブラックウッド

指板：黒檀

下駒：ハカランダ

指板幅：53mm

弦長：660mm

ハードケース付属

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