マーチン"D-45"はカントリーシンガー"Gene Autry(ジーン・オートリー)"からのからの特別オーダーから生まれたマーチンギターの最高級機種。1933年から1942年の間に91本が製造された後、1度その幕を閉じます。その後、マーチンギターの広報・研究家として活躍したMike Longworth(マイク・ロングワース)によって1968年に再生産が実現されました。マーチンスタイル45はこの型番に見合う材料を供給できない場合には生産されません。常にこの上ないクオリティを誇る最高のシリーズとなります。本器は、再生産スタートから間もない1970年製の1本。トップの焼けも極めて少ない極上コンディションの1本。美しい杢目と色味のジャーマンスプルーストップ、インディアンローズウッドサイド&バック、マホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、ミルクボトルPAT.PENDゴールドグローバーペグ、バーチカルヘッドロゴ、ヘキサゴン指板インレイ、オリジナルブラックピックガード、アバロンロゼッタ&トリム、モザイクバックストリップ、ノンスキャロップド・Xブレイシング。使用されている素材はいずれも"D-45"が最高峰モデルとしてのプライドの高さを堪能できる最上級の質感。ディープで奥行きのある中低音、クリーンで伸びやか曇りのないの無い高音、以降のそれとは明らかにに異なる高次元で均整がとれたサウンド。改めてノンスキャロップドの音色の素晴らしさを感じさせてくれるエレガントな迫力があります。もの凄く良い状態で保存されており、表板の色焼けやラッカーチェックなどはほとんどなく、またマーティンクラックもない極上コンディション。若干のピックガードの縮みはあるものの全パーツの交換もなく見事なストック状態。さすがにこの年代のマーチンは弾くことを目的に入手されている事が多く、極わずかに小傷は見られますが大きく損なうものはなく、オリジナルフィニッシュを保ったクローゼットコンディションの1本です。またジャーマンスプルース期の流通は相変わらず少なく、このギターのように使用感少なく残されたグッドコンディションの個体にはなかなか巡り合えなくなっている昨今。サウンドの良さ、コンディションの良さ、オールドとして価値の高さなど、このギターの良い所を挙げ出せばキリがありませんが、間違いなくこの年代ジャーマンものでトップクラスの1本です。ブラウンカラーのカールトンケース付属もうれしいところ。その他の詳細もお気軽にお問い合わせください。




Condition:EX+++

Top:Solid German Spruce

Side:Solid Rosewood

Back:Solid Rosewood

Neck:Mahogany

Fingerboard:Ebony

Bridge:Ebony

Machine Head:Grover/Gold

Fingerboard Inlay:Hexagon(Abalone)

Rosette:Abalone

Binding:White&Abalone

Pick Guard:Black

Pick up:none

Nut width:42mm

Scale:645.2mm

Case:Calton Hard Case

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